特定秘密保護法案が衆議院本会議で、自民・公明・みんなの党などの賛成多数で可決され、参議院に送られた26日夜のNHK「NEWS WEB」を視ていて、私たち日本国民はよくぞこれほどまでに短期間の間に“権力”や“権威”に従順な「飼いならされた」存在になったものだという思いを禁じえなかった。 番組に寄せられるツイートでいちばん多かったのは「なぜ、これほどまでにこの法案の成立を急ぐのか?」という主旨のもので、その点については筆者も全く同感。日本国民の感性は決して麻痺してなどいないと感じた。だが一方で、「守秘義務は民間の会社だってどこにでもあり、国にあるのは当たり前だ」とか、「今までこういう法律がなかったことの方がおかしい」、「法案に反対してるやつらを見ればいかに正しい法案かがわかる」、「解説委員の人の説明のおかげで、この法律が必要なことがよくわかった」等々、法案の中身を見ないで政府自民党寄りの意見を