ハッカー向けのエディタといえばviかEmacsか、という時代があって、演習で触った大学のUnixワークステーションでターミナルのviはカーソルキーで移動できなくて、GUIで動いていたEmacsでは移動出来た。だからEmacsを使うことにした。 家にあるパソコンといえば、ふとした拍子にHDDがジジジという音を無限にたて始めて、その後フリーズしてしまう非力なWindowsマシンだったけど、それでもEmacsを諦める理由にはならなかった。無限のように長い再起動中の暗闇も、すぐにスワップするメモリも、平気だった。なにしろ、私はハッカーになりたかったのだ。 今日、EmacsはWindowsで使用することが出来る。日本語もIMEも問題ない(パッチを当てた「日本語版」を探す必要すらない)Vimmerたちが揶揄したメモリ使用量も15MB~200MB程度だ。VSCodeなどのElectronベースのエディタ