京都の四条通あたりは有名店の抹茶パフェに人々が長い列を作っていることも珍しくありません。その四条通から少し南に行った建仁寺は、日本に禅と茶を伝えた栄西禅師が開山した寺。ここは人を惹きつける名庭や茶室があることでも知られています。 そして忘れてはいけないのが風神雷神図等の名画です!国宝級の絵画となると博物館などが当たり前なのに、ここは古と同じ空間で鑑賞可能。日本文化の贅沢空間 建仁寺をご紹介します。 建仁寺があるのは、祇園の花見小路のつきあたり。比叡山で天台密教をおさめた後に、28歳と47歳で二度も宋へ渡って学んだ栄西禅師が開山しました。宋では茶礼など茶の喫茶儀礼も修行し、帰国後に日本初の禅寺を福岡で開きます。その後60歳を過ぎた1202(建仁2)年にこの寺を建立。75歳で亡くなるまでこの寺で過ごしたのです。 三門ごしに法堂(はっとう)を望む風景をご覧いただいていますが、有名画家たちが障壁画