さて、連載1回目となる今回ですが、まずは炎上がどのようにして起きるのかをみていきましょう。ここでは、「株式会社丸の内食品」という架空の会社を例にシナリオを進めていきます。 株式会社丸の内食品のソーシャルメディア活用 丸の内食品は元々昆布、カツオといった乾物などの水産加工品を扱う製造販売会社です。最近では、従来からの乾物の製造卸販売に代わり、過去に開発した海藻類や魚介類を加工したダイエット食品がヒット。通信販売による消費者への直販を開始してから需要が急増し、直販商品内での売上高比率は9割以上に達するようになりました。 売上げの増大に伴い、商品を掲載する媒体もチラシやダイレクトメールからインターネットさらには地上波のテレビで専用枠を設けるようにもなり、会社名の知名度は向上。消費者からはダイエット食品販売の大手企業の一つと考えられるまでに成長しました。 しかし、業績全体で見てみると、今のところ、