井口尊仁 TechWave塾での講演時、この夏多くのスタートアップの若手起業家達が米シリコンバレーへ進出した事をどう思われますか?というご質問を頂いた。米国の実情も知らずに、米国でいきなり起業してファイナンスを獲得しようというアクティブな行動に対しての批判・批評も多いし、一方でそういった意欲溢れる若者達の行動を褒めそやす声も多々存在する。「シリコンバレーに出掛ける無謀や暴挙」は全く無意味無価値なのか?と言うと、僕は決してそう思わない。そもそも最初シリコンバレーのスタートアップ登竜門TechCrunch 50に出場したのは全くの無謀だったし、正直暴挙と言う他無かった。 湯川さんから「頓智って突然彗星のごとく登場しましたね。ステルスだったのですか?」と聞かれたのだが、ステルスとはデビュー時の衝撃度を高めるために製品発表までは一切情報を出さないマーケティング戦略のことである。シリコンバレーでスタ