米軍基地が集中する沖縄本島中部で、闘犬種をめぐる騒動が相次いでいる。米軍関係者の基地外住宅から逃げ出すケースが多く、通行人が指をかみちぎられたり、子牛がかみ殺されたりする事件も発生。住民には不安の声も広がっており、自治体は米軍に管理の徹底を求めている。 うるま署は16日、闘犬種のアメリカン・ピット・ブル・テリア(ピット・ブル)を無登録で飼っていたとして、米海兵隊の3等軍曹(24)を狂犬病予防法違反の疑いで書類送検した。 昨年9月、うるま市内の軍曹の自宅からピット・ブルが逃げ出し、隣の民家の敷地内で、飼い犬の首や脚などにかみついて大けがをさせる事件があり、軍曹が同法で定められた自治体への登録をしていなかったことが分かった。 うるま市では昨年6月にも、米軍の憲兵隊員が飼っていたピット・ブルが逃げ出し、牛舎の子牛をかみ殺す騒ぎがあった。子牛の脚は骨までかみ砕かれていたという。 隣接する沖