外食大手のゼンショーは10日、年内でハンバーガー事業から撤退すると発表した。傘下のバーガーチェーン「日本ウェンディーズ」と米国ウェンディーズ・アービーズグループとのフランチャイジー(FC)契約が12月末で終了するのを機に、他社への売却か解散の方向で調整する。 日本マクドナルドなどライバルとの競争が激化で客数が伸び悩んでおり、事業の将来性が見込めないと判断した。 ゼンショーは平成14年2月、ダイエーから日本ウェンディーズを買収。米社との契約に基づいて国内で、ウェンディーズの称号・商標の使用権を使った事業を展開してきた。今後の方針について日本ウェンディーズは「何もコメントできない」としている。 日本ウェンディーズの店舗数は現在71店。21年3月期の売上高は61億円。従業員60人、アルバイトが1900人。会社解散の場合、日本ウェンディーズの従業員とアルバイトの雇用については、ゼンショーグループの