里見香奈女流3冠が初段昇格…“特例”除けば史上初 現行の規定で女性として初めて奨励会初段に昇段した里見香奈女流3冠 将棋の女流3冠(女流名人、女流王将、倉敷藤花)でプロ棋士養成機関「奨励会」(6級~三段)に在籍している里見香奈奨励会1級(19)が7日、大阪・福島区の関西将棋会館で行われた例会の1局目に勝ち、直近の成績が規定の条件を満たす12勝4敗となり、初段に昇段した。奨励会に在籍した女性では、1966年に蛸島彰子女流五段(65)が特例で初段に昇段した例があるが、現行制度で女性が初段になったのは初めて。報奨金として100万円が贈呈された。 女性初の「プロ棋士」への“第一関門”を突破した里見は、2局目終了後に同所で会見。「ホッとしています。時間はかかってしまったが、引き続き努力して、できるだけ早く二段に上がろうと思います」と早くも先を見据えた。 昨年5月、1級の編入試験に合格して奨励会入り。