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ブックマーク / shogipenclublog.com (2)

  • 血涙の一局

    第3回将棋ペンクラブ大賞雑誌部門大賞を受賞したのが、近代将棋1990年12月号の先崎学五段(当時)「ことしの名場面、珍場面」。 1990年のドラマチックな対局11局を振り返った読み物で、11局にタイトル戦の番勝負は含まれていない。 その中から珠玉の一編を。 血涙の一局 <C級1組順位戦 羽生善治竜王-森下卓六段 三月六日> 両者のあいだの因縁はご存知の方も多いだろう。一言でいえば、森下は、羽生にことごとく苛められ、叩かれ、泣かされて来たのである。森下自身「僕は二番手人生なんですよ」とよくいうが、そのときの森下の顔は、日ごろの一点の曇りもない笑顔とは違い、一抹の翳りがあるように感じられる。 その森下に絶好の復讐の機会がやって来た。舞台は順位戦最終局。森下は、勝てば文句なしの昇級。負けても競争相手の土佐が負ければ昇級なのだが、森下には宿敵の羽生を負かすことしか頭になかったろう。 対する羽生は九

    血涙の一局
    tyoro1210
    tyoro1210 2019/04/25
    ドラマだなぁ
  • 加藤一二三九段の格闘技のようなタイトル戦

    将棋マガジン1991年6月号、一昨日亡くなられた山田史生さんの「忘れ得ぬ局面 観戦記者編」より。 原稿依頼をうけ、どの局面をとりあげようかと、スクラップブックをめくってみる。毎日の仕事に追われていると、つい2、3年前の米長-島、島-羽生の竜王戦対決が、既に懐かしい対局になっているのに愕然とさせられる。 昭和46年に将棋担当となってから20年、七番勝負に関しては、十段戦、竜王戦と全局取材で現場に出向いた。それぞれが思い出に残る対決、名勝負であったが、何といっても迫力随一、将棋とは実は格闘技なのではないか、との印象を強くうけたのは、中原-加藤戦をおいて他にない。中原誠-加藤一二三の十段戦七番勝負対決は次の通りである。 第15期(1976年度) 中原4-3加藤 第16期(1977年度) 中原4-3加藤 第19期(1980年度) 加藤4-1中原 第21期(1982年度) 中原4-2加藤 さて1図。

    加藤一二三九段の格闘技のようなタイトル戦
    tyoro1210
    tyoro1210 2014/10/31
    『午後8時対局再開、加藤はさらに考え続け、9時10分にやっと封じ手を行った。実に3時間12分もの大長考だった。』
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