岡山・美作市に11歳のプロレーシングドライバーがいる。少女の名前はJuju(本名・野田樹潤=NODAレーシングアカデミー)。その小学6年生は、時速240キロにもなるフォーミュラカー(F4)を操る。夢は「日本人初の女性F1レーサーになることです」。すぐさまニッコリと笑って「そこで優勝することです」と付け加えた。 【写真】快挙!佐藤琢磨インディ500で初優勝/写真特集 6月26日、大阪市内のホテルで行われたJujuの後援会発足記念パーティーに足を運んだ。恥ずかしながら自動車の取材経験がなかった私は、素朴な疑問だらけだった。もちろん、11歳は運転免許さえ持てない。その年齢で、F1への登竜門であるF4のスピードを知っている。ウインカーを出したり、ワイパーを動かす経験の前に、240キロのマシンを操縦…。「怖くないのか?」「どんな生活をしているのか?」「なぜ、この世界へ?」…。聞いてみたいことが山ほ