大手通信会社の「ソフトバンク」を傘下に持つ「ソフトバンクグループ」は、保有しているフィンランドのゲーム会社の株式のすべてを、中国の大手IT企業におよそ7700億円で売却することを決めました。 会社では、およそ3000億円を投じて、スーパーセルの株式を72%余り取得しましたが、今回、そのすべてをおよそ73億ドル(日本円でおよそ7700億円)でテンセントに売却するとしています。 ソフトバンクグループは、今月に入り、過去に投資した中国のネット通販最大手「アリババグループ」やゲーム会社の「ガンホー・オンライン・エンターテイメント」の株式の売却も相次いで決めていて、これらを合わせると売却額の総額は1兆8000億円余りに上ります。 一連の株式の売却については「財務体質の強化を含め、最適な資本配分をさらに推進するものだ」としていて、今後、巨額の資金をどのような投資に振り向けていくのか、その動向が注目され