ARは、スマホのカメラで周囲の風景を映すと、その風景にデジタル的な追加情報(ARオブジェクト)を付与して表示する表現方法です。このとき、どこに追加情報を表示するかの判断を緯度経度といったロケーションをベースとして判断するのが「ロケーションベース型AR」の特徴です。Wikitude SDKを使ってロケーションベース型ARアプリを作成すると、現在位置とARオブジェクトをSDKに渡すだけで、適切なAR表示が実現できます。今回は、その中のロケーションベース型ARについて、Wikitudeを使ってAndroidアプリを作成してみたいと思います。 準備 Androidプロジェクトの作成 Android Studioを起動したら[Start a new Android Studio Project]を選んで、新しいプロジェクトを作成します。今回は、アプリケーション名を「CZ1601Location」とし