<米海軍太平洋艦隊の司令官が「中国核攻撃」発言。誰が大統領でも米軍の忠誠は揺るがないという意図だったようだが> 心と体の性が一致しないトランスジェンダーの米軍に入隊は認めないと、ドナルド・トランプ大統領がツイートで発言したことに対して、ベトナム戦争で捕虜経験があるジョン・マケイン上院議員ら著名な退役軍人からトランプへの批判が相次いでいる。 しかし直後の7月27日、米海軍太平洋艦隊司令官のスコット・スウィフト大将は米軍最高司令官である大統領への忠誠を示した。オーストラリア国立大学の安全保障会議でスウィフトは、大統領の命令なら中国に核ミサイルを撃つことも辞さない、と語ったのだ。 【参考記事】米中戦争の可能性は低くない──攻撃に強く守りに弱い軍が先制攻撃を招く 実際にそのような命令が下ったとは言っていないが、大統領が誰であっても米軍の忠誠心は揺るがないことを強調する意図で発言したものと見られる。