このように、垂直方向の5層は上層ほど抽象度が高いという構成になっており、それぞれの層では「画素」や「領域」・「関係」などが画像内容素となっている。一方水平方向の3要素は、各層において画像内容素を抽出するための「アルゴリズム」、抽出結果を記述するための「表現形式」、さらに画像内容素の類似度(距離)を計算するための 「マッチング」の3要素から構成されている。このモデルは、モデル全体(アーキテクチャ)の各要素を問題領域に応じて適切に実装するための枠組であり、それと同時に個々の問題領域による相違を越えて統一的な方法で画像データベースを構築するための方法論ともなる。 従来の画像検索手法では、画素単位を対象とした検索機能、あるいは大局的な構造を対象とした検索手法は別々に提案されているものの、画素単位から大局的な構造に至る統一的なフレームワークの構築に関する研究は、いまだ発展途上である。ユーザの多様な検

