人らしく戦うAI、ゲームの流れを組み立てられるAIを作る〜 IGDA日本 ゲームAI連続セミナー第3回レポート 5月13日 5月12日、IGDA日本はゲーム開発者向けAI(人工知能)連続セミナーの第3回を東京大学で開催した。講師はフロム・ソフトウェアの三宅陽一郎氏で、チーム戦をおこなう「クロムハウンズ」のAIを題材に、いかにして「チームとして行動するAI」を実現するか、講義とグループ討論がおこなわれた。 クロムハウンズ(Xbox360、発売中)は、フロム・ソフトウェアのオンラインマルチプレイ対応メカアクションゲームで、講師である三宅氏がAIを手がけた作品だ。基本的にはXbox Liveで接続された複数のプレイヤーが最大6人ずつのチームに分かれて、4〜6キロメートル四方相当のフィールド上で戦闘をおこなう。本作のAIは、主に対戦相手が揃わなかったときに人間の相手をすることを目的に作られた。