14日の12球団代表者会議で、統一球改造問題に関する第三者委員会新設を決定。7月10日のオーナー会議(宮内義彦議長=オリックスオーナー)までに調査報告されることになった。 ◇ 今回の代表者会議では初めて、統一球の反発力係数の検査結果も12球団と報道陣に公開された。その数値は目を疑うべきものだ。 統一球は2011年の導入以来9度にわたり、各球団の本拠地6球場で使用されていたものが抜き打ちで選ばれ、反発力をチェックされてきた。 昨年までの“旧統一球”では、アグリーメントで定められた基準値下限の0・4134を、平均値で上回ったことは1度もなし。つまり一貫して、想定より飛ばなすぎるボールだったのだ。一昨年10月には0・405、昨年8月も0・406という低さだった。 だが今季開幕に“新統一球”にすり替えられてからは、4、6月のいずれも0・416と基準値の間に収まっている。