山崎康晃という日本を代表する守護神。 世間からみたらドラフト1位で新人王を取り 順風満帆に見えるのかもしれない。 だが、クラスメイトとして3年間彼と過ごした俺は、彼が決して順風満帆ではなかった事を知っている。 むしろどちらかと言うと 辛い高校生活だっただろう。 まず最初に 彼はとにかく頭が悪かった(笑) 恐らくクラスで1番悪かったかもしれない。英語があまりにもできないので、いつも先生から怒られていた。 他の教科も赤点ばかりで課題に追われていた。 それから 当時かなり人間関係に悩んでいた。 先輩からは良く思われていなかったし 同級生に居た番長的な存在にも嫌われていた。 ちなみにその番長的な彼は 1年で145キロを投げ、当時の評価は康晃よりも格段に上だった。 そんな中で精神的にもキツかったのだろう。 彼は相当に病んでいるように見えた。野球部を辞めるらしいという噂も聞いた。 だが、俺は彼にはどう