つまり、教科書に対する教科書ガイドみたいなものが作られるべきだと思う。 私は国語が苦手だった。 反面、不幸にも知識を得たい欲は備えてしまっている。 大学受験のために国語の問題集とかに取り組んでみたこともあったが 答えを解説と首っ引きで読んでみても、確かな納得感、爽快な自明感が沸いた試しはない。 そんなわけだから、大人になって新書を読むようになっても、著者の言わんとすることを正しく認識できているのか不安でしょうがない。 小説を読んでるときのように自分なりの世界観を頭の中に構築するのと違い 知識を得るための本を独善的に理解していては、単なる時間の無駄でしかない。 数学や物理といったものを扱う本以外にも、そういう科学のような態度で読まなければならない本はいくらでもある。 だけども私にはそのような態度を構えるだけの能力もない。 だから本に対して、その本をより平易に説いた本も出すことが教科書ガイドに