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ブックマーク / hirokimochizuki.hatenablog.com (2)

  • 書評『分解するイギリス』(近藤康史) - 望月優大のブログ

    イギリス政治の専門家によるイギリス政治入門の書。質的な内容がわかりやすくまとめられており、大変勉強になった。イギリス政治の理解に役立つだけでなく、長らくイギリスを目標に政治改革を行ってきた日政治を考えるうえでも必読の一冊だ。なぜなら、著者はその目標たるイギリスモデルの変容を論じているからである。 分解するイギリス: 民主主義モデルの漂流 (ちくま新書 1262) 作者: 近藤康史 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2017/06/06 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る イギリスの民主主義は「ウェストミンスター・モデル」とも言われ、議会制民主主義の一つの範型とされてきた。書では、そのモデルが「複数の制度的パーツ」の組み合わさりによって構成されていること、そして近年になって一つ一つのパーツに変化が起こり、総体としてのモデルが大きく変容していることが論じられている。 複数

    書評『分解するイギリス』(近藤康史) - 望月優大のブログ
  • パナマ文書問題を見る視点② 底辺への競争 - 望月優大のブログ

    一昨日パナマ文書問題を考える前提として、タックスヘイブン問題の構造を簡単にまとめた。そこでは、資のグローバルな還流に対する国家権力の徴税能力の限界ということを書いたのだが、国家が自らの徴税能力を強化する(例えば移転価格税制を取り入れる)こと以外にやっていることがある。それがいわゆる「底辺への競争 Race to the bottom」だ。 底辺への競争とは、市場から生み出される資金を出来るだけ多く自国内に滞留させるために、各国が企業にとって良い条件を提示しようと、法人税や労働基準、環境基準等の引き下げを競い合う状況のことである。 『21世紀の資』の著者、トマ・ピケティもパナマ文書に関する寄稿記事のなかで法人税の引き下げ競争から脱却する必要を論じている。直訳調で読みにくいかもしれないが、原文併記で紹介する。 ヨーロッパにおいて、大企業の利益に対する税制についての財務当局同士の競争が新たな

    パナマ文書問題を見る視点② 底辺への競争 - 望月優大のブログ
    type-100
    type-100 2016/04/16
    囚人のジレンマ的ななにか
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