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ブックマーク / saavedra.hatenablog.com (2)

  • 豊崎由美氏は「書評」をどう定義しているのか?豊崎由美『ニッポンの書評』 - 明晰夢工房

    ニッポンの書評 (光文社新書) 作者:豊崎 由美 光文社 Amazon 豊崎社長とけんごさんの一件を見て以来、書評とは何かが気になってきた。書籍にどう言及すれば書評になるのか。せっかくだから、ここはトヨザキ社長の見解をうかがってみることにする。『ニッポンの書評』の第一講において、豊崎さんは作家と批評家、編集者と書評家の関係性について、このように解説している。 わたしはよく小説を大八車にたとえます。小説を乗せた大八車の両輪を担うのが作家と批評家で、前で車を引っ張るのが編集者(出版社)。そして、書評家はそれを後ろから押す役割を担っていると思っているのです。 これはかなり明快な整理だ。作品の構造を分析し、それが今書かれる意義を明らかにする批評家と異なり、「これは素晴らしいと思える作品を一人でも多くの読者にわかりやすく紹介すること」が書評家の役目だと豊崎さんは語る。書評家は読者と作品の間をつなぐ存

    豊崎由美氏は「書評」をどう定義しているのか?豊崎由美『ニッポンの書評』 - 明晰夢工房
    type-100
    type-100 2021/12/19
    60年ぐらい前なら批評家も車輪の片側だったと思うけど、出版文化の場合、今はもうその位置にはいないんじゃないですかね。他の未成熟or大衆的でない文化なら価値があると思うけど。
  • 信長の政治は同時代人にどう見られていたのか?を神田千里『戦国と宗教』に探る - 明晰夢工房

    戦国と宗教 (岩波新書) 作者: 神田千里 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2016/09/22 メディア: 新書 この商品を含むブログ (4件) を見る 神田千里氏の『戦国と宗教』は一向一揆やキリシタン大名、戦国の「天道」思想など戦国時代の宗教について語っている好著なのですが、このなかに大友義統(大友宗麟の息子)の宗教政策について興味深い記述が出てきます。 キリシタン大名となった大友宗麟の影響を受けキリスト教に感化された義統は仏教への嫌悪感を強め、寺院の所領を没収して家臣に与えたり、仏像を焼かせたりしています。この行為について、義統は仏僧は贅沢三昧な生活をしていて悪徳に満ちている、信長だって都で寺を焼いたり所領を没収したがなんの罰も受けなかった、と自らを正当化しています。信長が寺社勢力を攻撃しても罰を受けなかった、だから神仏にはなんの利益もないのだ、という理屈はキリスト教を布教す

    信長の政治は同時代人にどう見られていたのか?を神田千里『戦国と宗教』に探る - 明晰夢工房
    type-100
    type-100 2018/05/29
    主君を諫めるための方便とはいえ、当時から高評価はあったんだな
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