礼拝の前に、イマーム(指導者)の話を聞くムスリムたち=千葉県市川市で2026年5月27日、石塚孝志撮影 我が国の火葬率は99.9%(厚生労働省、2024年度)に上り、土葬はほとんど姿を消した。一方、急増しているイスラム教徒(ムスリム)は、宗教上の理由で土葬墓地建設を求め、地元住民とのあつれきも表面化している。多文化共生社会が求められる一方で、異文化排除の風潮も強まる日本。我々はどう対応すべきだろうか。僧侶でジャーナリストの鵜飼秀徳さんに聞いた。【聞き手・西尾英之】 戦前は少数派だった火葬 現在、国内では大多数の人が火葬で葬られるが100%ではない。地域、集落によっては住民を土葬で葬るところもあるが、環境汚染や健康被害が出たということは一切ない。土壌汚染でいうならば、むしろ火葬骨に含まれる六価クロムのほうが危険だろう。 遺体が土の中で腐ってウジがわく。土葬に忌避感を持つ人は、そんなことをイメ

