3Dプリンタ製の殺傷能力のある拳銃を所持していた大学職員が銃刀法違反(所持)容疑で逮捕された。一部の報道では、「3Dプリンタを法的に規制すべき」といった意見も見られるが、3Dデータ関連の識者やモノづくりに明るい弁護士はどう考えているのか。3D-GAN理事長の相馬達也氏とシティライツ法律事務所の弁護士の水野祐氏に聞いた。 2014年5月8日に、3Dプリンタ製の殺傷能力のある拳銃を所持していたとして、川崎市の大学職員が銃刀法違反(所持)容疑で神奈川県警察に逮捕された(関連記事:3Dプリンタ銃製造は「社会への告発」「Liberator」図面公開の米国人が声明(ITmediaニュース)。報道によれば、設計図は米国のWebサイトからダウンロードし、拳銃自体は数万円のパーソナル3Dプリンタで出力したという。 この事件に関するテレビや新聞などでの報道を受け、今、3Dプリンタという存在に世間の耳目が集まっ