東京都日野市で進む大規模なデータセンター(DC)の建設計画に地域住民が反対している問題で、事業主である三井不動産が計画を一部変更したことが2025年2月21日に分かった。立地は「工業地域」でありDC建設に関する規制は存在しないが、住民の意見に配慮した格好だ。 自動車工場の跡地に建設 三井不動産は2023年に日野市日野台にある約11万4000平方mの土地を買収した。かつて日野自動車の工場があった土地だ。2024年7月、同工場跡地におけるDCの建設計画「日野DC計画」を発表した。 2025年3月時点で敷地内では解体工事が進んでいる。建設工事は2026年11月から始まる予定で、2031年2月の完成を目指している(図1)。
