たった16枚のカードを使って、運、推理、駆け引きを駆使して、集まったみんなで盛り上がれるカードゲーム「ラブレター」をご存じですか? ボードゲームデザイナーのカナイセイジさんが手掛けた「ラブレター」は国内外で累計300万セット以上を売り上げ、世界を驚かせた日本発のボードゲームとしてファンが多いことでも知られている。 そんな「ラブレター」が2022年、誕生から10周年を迎えた。このアニバーサリーイヤーを盛り上げようと、リニューアル版となる「ラブレター 第2版」が満を持して登場したほか、10周年記念の企画が続くなど、話題を集めている。 そこで今回、「ラブレター」を見いだした一人、発売元のアークライト代表・福本皇祐さんに、「ラブレター」の魅力を聞いた。 「毎月1つは新作を!」ボードゲーム市場の下地をつくる ――「ラブレター」10周年に先立ち、まずはアークライトの成り立ちや、ボードゲームのこれまでを