福島市狐塚に開所予定の仮出所者の宿泊施設「自立更生促進センター」に反対する10団体は23日、「福島自立更生促進センター開所に反対する合同会」を設立したと発表した。各団体が連携を密にし、法務省側に強く働きかけていく狙い。 会を設立したのは、「福島市街地周辺地域の安心を守る住民の会」(熊坂良太代表)やセンター周辺の小中学校の保護者会など10団体。昨年7月から月1~2回程度、会合を開いて情報交換してきたが、姿勢を強くアピールするために1月27日付で会を発足した。 会見した福島高保護者会の鈴木清治さん(51)は「反対運動が起こってから、状況は何も変わっていない。今後も広く開所反対を訴えていきたい」と話した。10団体で計8万人超の反対署名が集まっているという。合同会は今後、法務相などに開所反対を求める文書を送付する。【松本惇】