最近ではヴィジュアル系のアーティストが中心になっていて、ギターウルフと電気グルーヴ関係が新譜を出すときぐらいしか書いてなかったけど、前身である「パチパチロックンロール」時代から10数年に渡って、つまり私がこの仕事を始めてからずっとお世話になり続けてきた雑誌です。だいぶ前から休刊の噂はあったけど、なんだかんだいって持ちこたえてきただけに、意外です。そして、本当に残念。音楽業界も出版業界も空前の不況期に突入して久しいけど、よくがんばったほうだと思います。 ブランキー、ミッシェル、電気、コーネリアス、スチャダラパー、ボアダムス、ポリシックス……ぼくにとって邦楽関係の主だった取材は、ほとんどこの雑誌でやらせてもらっていました。一言ではあらわせないぐらい、たくさんのいい思い出があります。歴代の編集者の人たち、とりわけ編集長の廣田喜久次さんには、ほんとうにお世話になりました。感謝の言葉もありません。