溜息になって この掌にふわりと落ちるのは 夏の終わりのしどけなさ 秋の初めのやるせなさ 幾度も巡った 道程は 百日紅散る雨の中 幾重も纏った 韜晦は 金木犀薫る風の中 うねりながら よろめきながら のたうちながら うめきながら まあるく つめたく 冷えていく 掌の珠を なんと 名付けようか 何と 呼んだなら 相応しいのだろか 習慣とは恐ろしいもので、一度さぼる癖がついてしまうと、日常の中から書くと言う作業を忘れてしまいます。そういえばしばらく日記を書いていないなあ、などと気づいて、なんだか今更な気もしながら日記をつけていたりします。なんでこんなになっちゃったんだろうなぁ、などと思ったりはするのですが、このまま書かないでいると「書かない」のではなく「書けない」になってしまうような気がして、やらないよりはマシ、程度の気持ちで書き始めたりするのです。でも、そう言う時って久々だと調子が出ないのよね