「感染症診療の手引き」 正しい感染症診療と抗菌薬適正使用を目指して 2006年5月1日 静岡がんセンター 感染症科 大曲 貴夫 (感染症ブログ) 〔目次〕 1. はじめに -本マニュアルをご使用される前に- 2. 感染症 症例アセスメントの手引き 2. 1. 病歴聴取 2. 2. 身体所見 2. 2. 症例評価とプランの立案 3. 感染症のマネジメント 臓器別各論 3. 1. 1. 急性咽頭炎 3. 1. 2. 扁桃周囲炎 3. 2. 1. 市中肺炎の初期治療 3. 2. 2. 重症市中肺炎の初期治療 3. 2. 3. 複雑な背景因子がある場合の肺炎 3. 2. 4. 市中発症の肺膿瘍 3. 2. 5. 院内発症・濃厚な医療機関受診歴ある場合の肺膿瘍 3. 3. 1. 市中発症の腎盂腎炎 3. 3. 2. 複雑性尿路感染症 3. 4. 1. 院外発症の急性細菌性髄膜炎(成人) 3.
ガイドライン1.1版 インターネット上の公開日 2005年9月28日 最終更新日 2008年9月3日 このHPはリンクフリーですが、リンクされる場合は連絡下さい。 英語版完成しました! English 小児外来診療における抗菌薬適正使用のためのワ-キンググル-プ (略称:抗菌薬適正使用ワ-キンググル-プ) 執筆担当(五十音順) 草刈 章 Akira Kusakari(くさかり小児科) 武内 一 Hajime Takeuchi(耳原総合病院小児科) 西村 龍夫 Tatsuo Nishimura(にしむら小児科) 深澤 満 Mitsuru Fukazawa(ふかざわ小児科) 吉田 均 Hitoshi Yoshida(よしだ小児科クリニック,編集担当兼任) このガイドラインは「抗菌薬適正使用ワ-キンググル-プ」により提案され, 日本外来小児科学会誌『外来小児科』 Vol.8 No
August 12, 201212:37 カテゴリ 「抗菌薬の長期投与は耐性菌を有む」か 「抗菌薬を長期継続することによる耐性菌への変化」がよく問題とされます。 この問題を考える場合は注意しないといけません。長期の抗菌薬投与が必要な疾患に対しては、一般的には同じ抗菌薬で治療を継続します。これが原因で同じ原因微生物が「直接」耐性菌に変化するということは通常ありません。問題にはなりません(注)。 ただし・・患者の身体に存在する他の菌叢には影響が及びます。正常菌叢が破壊され、そこに水平伝播でMRSAが付着すれば、患者の身体でMRSAが増殖します。これを単純にみれば「抗菌薬の長期使用が原因でMRSAが『生まれた』」ように見えてしまうわけです。しかしMSSAに対してCefazolinを長期間使用したからといってMSSAが直接MRSAに生まれ変わることはありません。MRSAが『生まれた』様に見えるのは
はっきり言って「使える!」と思います。 随分とクリアカットになり、とても実用的なものになっています。 逆に言えば、初版は実用的ではありませんでした。 私が最も評価する点は、予後の指標となる "肺炎の重症度分類" を導入したことです。 これは、欧米のガイドラインでは当然の項目だったのですが、初版にはありませんでした。それを導入した点は、評価できます。しかも、非専門化でも簡単に評価可能な "A-DROP" というスコアを導入したのはよかったと思います。 まあ、この "A-DROP" が米国感染症学会 (IDSA) のガイドラインで採用された "PORT score" や英国胸部疾患学会のガイドラインで採用された "CURB-65" と並ぶような立派なものかどうかは、今後検証が必要ですが(検証するのが我々の仕事ですね)。 また、PK/PD 理論に基づいた抗菌薬治療の解説や、CRP 信仰に釘を刺す
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