ブックマーク / mereco.hatenadiary.com (22)

  • 「星の王子さま」に出てくる怪樹・バオバブの並木道で、カメレオンの押し売りを受ける - 沙東すず

    この7月にマダガスカルに行ってきた。行ってきたと書いてよいのか、当はよくわからない。今でも行ってきた実感がないのは、あまりに遠すぎるからか、はじめて旅先で体調を崩してゲロを吐いたりしていたからか、風物が今まで行った場所と違いすぎたのか…たしかに大地が赤くて火星みたいだったわ…一部では「小田原で泣きながらカマボコをべているのを見た」という証言もあり、もうそっちのほうが当なような気もしています。 行った証拠はパスポートの入国記録と、2000枚程度の写真だけ。これからこの写真をもとに粘着質な旅行記を書くことで、8日間足らずのマダガスカル旅行を自らにアイデンテファイしたいのです。 あらゆる意味で遠い国、マダガスカルに翻弄される会社員の有休 出発の2ヶ月くらい前から「マダガスカルに行く」とうわ言のように唱えてきましたが、まあ9割以上の確率で「それってどこにあるの?」と言われます。世界で4番目に

    「星の王子さま」に出てくる怪樹・バオバブの並木道で、カメレオンの押し売りを受ける - 沙東すず
  • 海の宝石のような水族館「アクアマリンふくしま」に行ってきた - 沙東すず

    3月中旬に、3泊で福島に旅行に行ってきました。会津若松や大内宿などをまわりましたが、いちばん気になっていたのが水族館「アクアマリンふくしま」です。ご縁があってバックヤードまで案内していただき、興奮でいつにもまして長い日記になってしまいました…(たぶん画像100枚超えははじめて…)が、この水族館の美しさが少しでも伝われば幸いです。 アクアマリンふくしまへ 前日に宿泊したいわき駅から、アクアマリンの最寄駅である泉駅へは3駅め。関東からだと、上野駅から常磐線特急「スーパーひたち」を利用することになるでしょう。 タクシーに乗って15分ほどでアクアマリンに到着。 まず目を奪われるのが、コンクリートの箱を巨大な曲面ガラスで覆ったこの設計!写真などで見たことはありましたが、やはりとても美しい水族館だと思います。ガラスを多用した現代的な建物でも、中身はしょうもないショッピングモールだったりオッサン達の会議

    海の宝石のような水族館「アクアマリンふくしま」に行ってきた - 沙東すず
  • オープンしたての「沼津港深海水族館」へ。目と舌で深海魚を味わうワンデートリップ - 沙東すず

    「みんなシーラカンスのことを生きた化石生きた化石って言うけれど…生きた姿をおがむ機会が一生ないのなら、どれだけ前から同じ姿で生きているとしても、わたしにとってはシーラカンスは生きてないのと同じでは?」 冷え性に悩まされるあまり、そんな厭世的なグチをつぶやいていたある日。 沼津港深海水族館・公式サイト 静岡県は沼津に、深海魚を専門とする水族館が2011年12月10日にオープンしたという情報が!さすがに生きたシーラカンスはいないものの、貴重な生冷凍のシーラカンスを展示。そのほか、駿河湾で採取した深海生物などを展示するとのこと。人智を超えた姿の深海生物たちを目にすれば、この世の憂さも多少は晴れるに違いない…。 漁港で深海魚ランチをキメる 年末のある日、東京から新幹線「こだま」で三島駅まで一時間弱、さらに東海道線で5分で沼津駅にやってきました。静岡に来るたびに、脳内のイメージよりもだいぶ東京に近い

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  • ミュンヘンの小さな聖堂「アザム教会」のバロック濃密空間に圧倒される - 沙東すず

    世界最大のビール祭「オクトーバー・フェスト」で有名な南ドイツの街・ミュンヘンに、仕事の出張で一週間ほど滞在しました。はじめてのヨーロッパ!はじめてのドイツ!はじめての海外出張!と舞いあがり、時間の許す限り観光してしまった…中でもいちばん印象に残ったのは、あるクレイジーな建築家兄弟が思う存分腕をふるった小さな教会でした。 ミュンヘン街歩きは新市庁舎前からスタート あいにくというか下戸のわたしには折よくというべきか、ちょうどビール祭は終ったばかりの十月下旬。実はミュンヘンの前にはシンガポールに一週間いたので、寒さがひときわ身に沁みました。ミュンヘンの緯度は北海道と同じくらいなのです…。街路樹の紅葉や色づいた実がきれい。 南ドイツの鉄道網は、ミュンヘン中央駅を中心に整備されています。街に出るために、ドイツ人の親切なおっさんに教えられながら一日乗り放題切符を買う。この切符でエリア内のSバーン(都市

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  • キリシタンの島で、宝石みたいな天主堂群とかわいい休火山をめぐる - 沙東すず

    ▲貝津教会のステンドグラス 五島列島は長崎市の西100kmに位置する島々です。釣りや自然が豊かなので有名なところですが、キリシタンの歴史とも深い関わりがあります。キリスト教は当初は領主の庇護下、最初こそジャンジャンバリバリで根づいたものの、豊臣秀吉や徳川幕府の禁圧を受けることに…信徒達は、比較的禁制がゆるいと言われた五島にあいついで移住しました。しかし明治初期には「五島崩れ」と呼ばれる最後の大弾圧が行われ、死者を出しています。 やがて禁教令が解除されると、花の開くがごとく数多の教会が建てられ、いま五島に存在する教会の数はなんと50!とてもすべてはめぐりきれませんが、それぞれ個性ある教会ばかり。静かな漁村に建つ古い教会は、なんだかヨーロッパの田舎みたいな風情です(ヨーロッパ行ったことないけどな!)。今回の福江島編だけでも五島の教会の多彩さの一片は伝えられるのでは。宝石のような教会建築だけでな

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  • 弥生時代の眠らない街・壱岐の守り神が猛々しすぎる件 - 沙東すず

    ゴールデンウィークは6泊7日で「長崎・ガチな島めぐり」を敢行しました。壱岐・対馬、五島列島、軍艦島にも次々と渡り、海外に行くよりだいぶサイフに痛い旅行となりました…(ペーパードライバーだから) 初回は九州の北の玄界灘にある壱岐島特集です。大陸との通称の歴史を感じられる一支国博物館と原の辻遺跡サイクリング、海岸の奇景や砲台の廃墟、イルカパークに謎の神社などなど、壱岐を丸裸にする内容となっております。 日と大陸の架け橋を電動自転車でサイクリング 壱岐と対馬への海路は、福岡・博多港と長崎・佐世保からの選択肢があります。今回は飛行機の福岡便が安かったこともあり、博多入りを選択。ジェットフォイルでは「春に対馬海流を上ってくる大型海洋生物との衝突のおそれがあります」と注意を受け、逆にふくらんでしまう夢…近いところでは「地球温暖化するとこんな生物が日に居着いてしまいます」系のポスターとかもいけない夢

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  • ここ一年で旅ブロガーを通り過ぎた7つの水族館たち - 沙東すず

    ▲八景島シーパラダイスにて 写真を整理していて「そういえば2010年度はそこそこ水族館に行ったなー…水族館にはあまり年は関係ないだろうしましてや会計年度で紹介する意味はゼロだが、それぞれ特色豊かな水族館たちの写真をデジタル虫干ししたい!」と思い、水族館の思い出をまとめてみることにしました。 旅ブロガーを通り過ぎていった水族館たち(カッコ内は所在地) うみたまご(大分) いおワールド(鹿児島) 葛西臨海水族園(東京*1) 八景島シーパラダイス(神奈川) エプソン品川アクアスタジアム(東京) サイアム水族館(タイ・バンコク) 京大白浜水族館(和歌山・白浜) この他には5月にかの有名な美ら海水族館にも行きましたが、沖縄旅行記の一環として別記事で詳しく述べたいと思います。なお、白浜水族館に行ったのは2009年になりますが、わりとアクが強くて楽しいので死蔵するにはもったいない…とあわせて紹介すること

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  • 日本軍が築いた鉄道に乗って、トラと僧侶の暮らすお寺「タイガーテンプル」に行ってきた - 沙東すず

    もう言葉はいらない!コレをやりたくてタイにあるトラのお寺「タイガーテンプル」に行ってきました!(いらんと言ったその口で、以下執拗に語ります) トラのお寺と「死の鉄道」があるカンチャナブリー お坊さんたちに育てられたトラたちがいっぱい暮らしており、じかに触らせてもらえるタイガーテンプル。バンコク郊外のカンチャナブリーという県にあります。カンチャナブリーはタイでもいちばん暑くなるところで、タイガーテンプル以外にも日軍がタイ・ミャンマー間に築いた泰緬鉄道*1(別名「死の鉄道」)、ゾウに乗ってジャングルを歩けるエレファントキャンプや、滝でのトレッキングを楽しめる国立公園などがあり、ガイドブックでの扱いは薄いですが素通り厳禁エリアなのです。 バンコクからの現地ツアーがたくさん出ているので予約しようと思ったのですが、ほとんどは日帰りです。バックパッカーは鉄道で行ってカンチャナブリーでその日の宿をとっ

    日本軍が築いた鉄道に乗って、トラと僧侶の暮らすお寺「タイガーテンプル」に行ってきた - 沙東すず
  • 自転車で行くアユタヤ・廃寺を賑わす動物たちに会った - 沙東すず

    バンコクから60kmの郊外に位置する古都・アユタヤに日帰りしました。自転車で巡れるアユタヤ遺跡群は予想以上に粉ッゴナのゴナだったのですが、廃墟にはハチ・鳥・犬などいろんな生き物が暮らしていてにぎやかでした!タイの鉄道もなかなかワイルドだった… タイ旅行記を最初から読みたい方はこちら→バンコクのハイテンション寺めぐりと、虫屋台の虫実レビュー タイ国鉄でアユタヤ県へ バンコク・フアランポーン駅。中に入ると駅員さんが「アユタヤ行きの電車はいついつ出るからあのホームで待て」的なことを英語で教えてくれて頼もしいが「ワンデイトリップなのか、それはかわいそうだ、お寺は早めに閉まってしまうからちょっとしか見て回れない、アユタヤをちゃんと見ようとしたら一日では足りない」的なことをいささか過熱気味に説明されへこむ。確かに一部しか見れてないけど、ちゃんと楽しかったよ! ガイドブックに書いてあったダイヤに合わせ

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  • 東京湾をカモメフェリーで渡って、千葉の大仏に日帰り遠足 - 沙東すず

    ヤッホー!唐突ですが皆さん、東京から日帰りでこんな絶景を目にしたくありませんか?今日ご紹介するのは、京急で久里浜まで行き、フェリーで東京湾を渡って千葉の鋸山に登るコース。電車・フェリー・ロープウェイ・大仏・廃墟・そしてカモメの大群などなど、楽しさ爆発の遠足になること間違いなしです。 品川から京急の快特で一時間弱、久里浜駅からバス・タクシー・徒歩のいずれかで久里浜港へ。行ったのはまさに秋晴れという日でしたが、海風が非常に冷たい…。 甲板から見渡すと、カモメが船のまわりにワラワラ群がっている。 船内の売店には異常な量のかっぱえびせんが。ハッハーン…そういうことか… 「しかしカモメちゃんたちの期待に応えるには、アタイは身も心も凍えきってしまったの…」 耳がちぎれそうな海風に心が折れたブロッガー(夢はミステリーハンター)。果たしてこのあと山に登ることなどできるのだろうか…。もう帰りたいです。 大い

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  • 人気列車「ゆふいんの森」号で、日本一ハイジなブランコを訪ねる - 沙東すず

    こんにちは。先日ちょっくら実家の大分県別府市に帰省してきました。実は数ヶ月前に電話で「今さら言いにくいんやけどさァ…ちょっとブログ?日記?っちゅうのをやっちょってさ、まあそこそこ有名になってとかも出さしてもらってさァ、あとモジャモジャの犬が…まあとにかく、関連書籍を送るから見てくれる?」とテレビブロスとかわさお写真集とかいろいろ実家に送りつけてカミングアウトしてからの初帰省ということで、いろいろとスリリングな数日間を過ごしました。今回はそのスリルの断片とか、JR九州の誇る美列車「ゆふいんの森」号での秋散策スポットとか、実家のガラス窓にスズメバチが巣をつくって私生活が丸見えとかの様子をお送りします。 メレ腐は情報弱者の味方なので、今回も旅程への理解を深めるため地図を描きました!使えない味方ほど恐ろしいものはないっていいますよね… 由布院駅前からの旅のスタート。北は福岡県・久留米市から南は大

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  • 東京から近すぎる日本三大清流!富士の伏流水で水遊び - 沙東すず

    残暑が厳しい今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。…と書くと、皆さんのお住まいの地域によっては「やっと秋めいてきたどころかフトンを増量してあったかい飲み物を飲んでるのに、相変わらず寝言の多い女だヨ」って思われるかもしれません。しかし、これから納涼スポットの記事を書こうとしているので残暑が厳しくないとこちとら商売あがったりです。ここだけ残暑ということでお願いします。 日やってきたのは静岡県の三島。駅前から水がお出迎えです。新幹線の停車駅でもあり、「ひかり*1」に乗ればなんと品川から40分程度で着いちゃいます。 友達に静岡県民と遠距離恋愛してる人がいるけど全然会ってないので、静岡は三重とかその辺にあるものだと思いこんでいたが、単に冷えきっ…ゴフッ、忙しいとかそういう個人的事情によるもので地理的事情ではないことがわかりました。 三島名物、美味しいうなぎをべよう! 三島の名物といえばうなぎ。い

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  • 沖縄の道の駅で、脱走したウリ坊と子豚の心温まる交流を見た! - 沙東すず

    今回は沖縄南部のスポットをご紹介します。名水の湧き出るオアシス、城(グスク)跡、おきなわワールドの鍾乳洞や毒蛇のお勉強、巨樹のしげる谷…そして糸満の道の駅で見たウリボーの脱走劇などなど。 久高島を離れ、島の東南端から西南端の糸満へ向かうメレ山。バスは非常に少なく乗り継ぎも必要なので、タクシーで名所をめぐりながらおきなわワールドまで連れて行ってもらうことにしました。 沖縄随一のオアシス「垣花樋川」 垣花樋川は「かきのはなひーじゃー」と読みます。車を停めてもらったら、石畳の道をゆっくり降りていく。 すると海に向かってひらけた斜面に、子供たちの遊ぶオアシスが! 光は降りそそぎ花は咲き乱れ、モンシロチョウ乱れ飛ぶ…なんだこの楽園!! 横にはクレソンの生い茂る棚田が。クレソンって山葵みたいに清冽な水の中で育つんですね、知らなかったです。 斜面の向こうには志喜屋の漁港が見えます。 真水に乏しい沖縄に

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  • 巨大ナナフシから蝶の幻想的な乱舞まで!雨季のベトナムの森に泊まる - 沙東すず

    ↑巨大ナナフシと遊ぶブロッガー 雨季のハノイでハスのつぼみを摘んで蓮茶を作っているところを見たり、道端でフォーをべたり、ベトナム雑貨を買いあさったりと命のかぎり楽しんできました。中でも印象に残っているのは、ハノイ郊外の国立公園に一泊して一生分の蝶を見たことです。上の写真のように巨大ナナフシを頭にのせたり、やはり熱帯は虫天国でした…! ハノイに着いた日の夜、ホテルで「明日ハノイに台風が直撃するらしいんですがどうしましょう…」という電話を受けて当にどうしましょう…死にたい…と思ったが翌日はきれいに晴れました。生きててよかった!夢をあきらめない! ハノイ市内は歩き回ったりタクシーで観光できますが、これから行くクックフーン国立公園というテンション高めの場所には車で三時間半ほどかかるので現地ツアーをお願いしています。ホテルが朝つきのプランなので、朝のお弁当を持たせてくれました。ただのサンドイッ

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  • 猫と坂と寺の町「尾道」と怪魚の町「鞆の浦」を、瀬戸内フェリーでハシゴ船旅 - 沙東すず

    ・坂・寺が特盛りの町・尾道と、町に高波を呼ぶ怪魚ホラー映画の舞台のモデルとも言われ、とみに有名になった鞆の浦(とものうら)。瀬戸内海に面する二つの美しい広島の港を船で行き来できることをご存知でしょうか? 今回の旅行は尾道駅からスタートです。 駅前からちょっと山手に入ると、瀬戸内海を見下ろす坂にこんな細い路地ばかりが刻まれています。 坂道での主要な移動手段はカブ。 坂の町での生活は人間にとっては大変ですが、三次元的に移動できるには好都合。右側の家の出っ張りにもがいます。 「毎日毎日でっかいカメラ持ってきくさってガシガシガシガシ言いよるワ…すかんたらしい」 すみませんでした。それにしてもこのおかんむりのが乗っているところは「のせ台」としか言いようのない形状をしている。 続々と湧いて出るたち。尾道はある冬にも訪れて寒さに震えながら「なにがの町だ一匹もいないじゃないかバカヤロー」と思

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  • 瀬戸内に浮かぶモダンアートと猫の島「直島」に行ってきた - 沙東すず

    全国三千万人の文化人のみなさまこんにちは。瀬戸内海の島が好きすぎることでおなじみのわたくしメレ山が、今回は瀬戸内海、いや世界きってのオシャレアート島・直島に行ってまいりました! ベネッセアートサイト直島へ ベネッセアートサイト直島(公式サイト) かわいさゼロの科動物が乳幼児に人間になるための基テク(トイレ・ハミガキ等)を叩きこむという理不尽な内容のDVD・「通信教育で勉強・恋愛・部活が全部うまくいく」という札束風呂なみのうまい話が綴られた謎のまんが冊子等で有名なベネッセが、瀬戸内海の島を舞台に様々なアートワークを行っているのが「アートサイト直島」です。 岡山駅から茶屋町を経て宇野駅に着くと、駅前に魚介生物がはりついたシュールな棒が立っており、「これがアートか…」と思いましたが、特に直島には関係ないようです。アートには違いないのだろうが…。 宇野港から直島へはフェリーで20分ほど。 瀬戸

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  • 屋久島・白谷雲水峡で苔モジャの森を歩く - 沙東すず

    去年の秋のはじめに屋久島に行ってきました。日程的にはこんな感じ。 一日目と二日目:ひたすら移動。大阪〜(さんふらわあきりしま)〜鹿児島土(フェリーはいびすかす)〜屋久島 三日目:朝に屋久島着。白谷雲水峡を経て安房地区の宿へ。 四日目:縄文杉トレッキング 五日目:バスで永田・志戸子地区をめぐる 六日目:バスで尾之間・栗生地区をめぐる 七日目:宮之浦岳登山 八日目:安房を探索してから鹿児島土へ。 〜以後、友達の家にお世話になり、阿蘇を経て大分の実家へ〜 屋久島は遠い 去年は時間が腐るほどあったため船旅を選んだ、というのもありますが、屋久島は遠い。 大阪からフェリーさんふらわあで一晩かけて、鹿児島の志布志(しぶし)港についたあとはバスで鹿児島市内に移動。上の写真は鹿児島県民の大好きなデパート・山形屋です*1。 鹿児島から屋久島に渡るには高速船『トッピー』『ロケット』などもあるのですが、安さを

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  • 葉桜の吉野山で猫兄弟に道を説かれる - 沙東すず

    三月に東京に引っ越したのですが、関西(おもに奈良)への郷愁断ちがたく、春の吉野山に行ってきました。あいにく桜はほとんど終っていたのですが、いろんな花が咲いていてとても気持ちよかったです。 近鉄吉野駅に着いたのはもう夕暮れ時。宿は吉野山の中にあるので、電話して迎えにきてもらいます。 夕を一時間後にしてもらい、しばし宿のまわりを探索。いつのまにか日が長くなったなー 1キロほど上の吉野水分神社まで行ってみようとしたんですが、日が沈んでしまったのでふしょうぶしょう戻りました。 じゃらんで安かった宿を適当に予約したら、ごはんが値段から想像できないほど豪華!抹茶塩つきの天ぷらがおいしい。「太鼓判」というお宿です。昼もいろいろ旅行してまわって疲れていたので、あっという間に寝てしまいました。 朝はまず近くの竹林院の庭を見にいきました。日好きの外国人が来たら泣いて喜びそうなたたずまいの旅館です。 吉野山

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  • 大水槽を眺めながら眠る「えのすいクラゲナイト」 - 沙東すず

    水族館にお泊まり…それは水族館好きの見果てぬ夢にして狭き門… と思っていたところ、マイフレンドの安全ちゃん(id:anzenchan)から「新江ノ島水族館の女性限定お泊まりイベントに応募しません?」と誘っていただきました。ここに自慢かたがたその記録をしていきますので、歯ぎしりしながら読んでくださいね! 昼の水族館 2009年3月末に行われた今回のお泊まりイベントは「クラゲヒーリングナイト」なるもの。応募多数の場合は抽選になるということだったのですが、安全ちゃんが「ハガキをちょっとでも目立たせるためにゆるすぎるクラゲのイラストをかいたりして頑張りましたよ…フフ…」と奮闘してくれて、無事当選できました。 事務所で手続きした後、まずは昼の水族館を楽しむことに。ミュージカル仕立てのかなり斬新なイルカショーが行われていました。水の妖精的な人たちが音楽にあわせて踊ったりイルカと共演したり、アミアミした

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  • ダム湖に映える梅の郷・月ヶ瀬梅渓 - 沙東すず

    もう桜が咲こうという季節に梅の話かよ…と思われるかもしれませんが、奈良の月ヶ瀬梅渓に行きました。 JR・近鉄奈良駅から出ている「観梅バス」に乗り、柳生などを経由して約四十分の尾山で下車。バスには「歩こう会」的な中高年の集いが三つほどつまっていてギュウギュウです。案内板を見るかぎりすごい梅っぷりなので、適当に山を下ってみることにします。 道ぞいにはみやげ物屋がひしめいていて、まんまと草もちを買ってしまいました。梅干し・梅酒・梅せんべいなどの梅グッズからおまんじゅう・長いも・椎茸など、田舎の香りがするおみやげ満載でおばちゃんたちのサイフのひもはゆるみっぱなし! 梅林だけじゃなくて丹精された盆梅も売られている。うちにも梅の盆栽(梅子)があるのですが、買った年は枝いっぱいに咲いていたのに今年はサッパリ…こんなにキレイに咲かせるにはどうしたらいいの… 展望台からの眺め。月ヶ瀬梅渓は名張川をはさむV字

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