最近、報道のあり方で腹の立つことが多い。 直近では、女性とのゴルフ旅行がばれてやめてしまった官房副長官について麻生首相の答えを報じるニュースだ。 「健康上の理由だ。健康まで任命責任なのか分かりかねる」。女性問題でやめたのは誰の目にも明らかだ。こんな姑息(こそく)なことを思いつく輩(やから)がいることが悲しい。積もり積もって、政治不信を招いていることに気づかないのだろうか。そして、筋書き通りにしゃべって、翌日訂正するはめに陥る首相なんて……。 こんなときこそ一工夫すべきだ。映像をそのまま流すのではなく、ちょっと解説や風刺を混ぜる。著名なキャスターには、パンチの効いた一言があってしかるべきだ。 副長官問題をスクープしたのは週刊新潮だった。この週刊誌にも別件で腹が立った。「実名告白手記・私は朝日新聞阪神支局を襲撃した!」という連載だ。当事者でもある朝日新聞が、先に筆者と接触し信用できないとしてい
最近 iPhone でマルコム・グラッドウェルの “Outliers” を何度目かに読んでいます。「天才!」という名前で邦訳もでましたので、手にされた方も多いのではないでしょうか。 去年、「10000時間の法則」の記事で紹介したのはこの本の2章の内容に過ぎませんでした。残りの章で著者は「天才」や「成功」を勝ち取った人々を次々に考察し、それが個人の才能や天分ではなく、生まれ落ちた環境の特殊性に依存していることを論じています。 「なんだ、天才な人の本か」と思ってんざりとしそうになった人。もしかしたらそんな人にこそ、この本を手に取る意味があるかもしれません。この本は最も背の高い、美しい樹の話ではなく、それをはぐくんだ森の話だからです。 何度も読み返すうちに最も私に突き刺さるようになった言葉は、この2章ではなく、実は1章にあります。 ホッケーの才能を早いうちに見いだそうとするカナダの少年リーグでは
テレビ不況はこれからが本番――。今週、業界関係者が震え上がる発表が行われた。6月下旬で君和田正夫氏から早河洋氏に社長を交代するテレビ朝日が年間の制作費に大ナタを振るうのだ。 テレ朝の08年度の制作費は903億円だが、09年度はなんと150億円減らし、753億円にするという。前年比約16%減で、08年度は年間20億円程度の削減だったことを考えれば、ビックリの数字である。 これで戦々恐々としているのはタレント。制作会社は業界団体が改善を求めていて簡単にダウンに応じない。そこで矛先は過分なギャラをもらっていたタレントになる。テレ朝は大型単発番組やレギュラーを対象にしていて、まず大物クラスからカットされるだろう。 「まず出演者を減らして制作費をカットし、次はダンピングです。最近では出演者のギャラの一律引き下げを、タレント側から申し出た例もあるほどで、もはや待ったなしです」(事情通) 遊び気分で適当
やっぱり気になるのでちょっとだけ書かせてもらう。 メディアには「小沢院政」「小沢傀儡」という文字がたくさん躍っているが、ちょっと冷静に考えて欲しい。そんなことがありうるだろうか。「院政」って、具体的にどういうことなんだろう。ちょっとアバウト過ぎないか? それは、ぼく自身もこれまで相当アバウトに言葉を使ってきたと正直、思う。ただ、いったん気になり出すと、このメディアのいい加減な言葉使いが自分自身に対する反省も込めて気になってくる。 たとえば、鳩山さんが代表選に勝つとメディアはまた「小沢傀儡」とか「院政」とか書くのだろうか。具体的にどういうことなんだろう。もちろん比喩だってことは百も承知だけれど、言葉の印象から想起されるイメージは、鳩山さんが小沢さんの言いなりになったり、重要なことは小沢さんの意向で決まり、それを鳩山さんに命じてやらせるってことだろう。常識で考えて、そんなことがありうるのか
psychopathより。 金言、格言は古今東西いろいろあるのだが、ここではプログラミングに関する格言がまとめられていたので、抜粋して翻訳してみる。翻訳に間違い等があった場合は、コメント等で指摘してください。 We should forget about small efficiencies, say about 97% of the time: premature optimization is the root of all evil 私たちは、時間の約97%を占めるわずかな効率に関しては忘れるべきである: 時期尚早な最適化は諸悪の根源だ。 - C. A. R. Hoare Walking on water and developing software from a specification are easy if both are frozen 水の上を歩くのと、仕様に基い
仕事のために、人脈は必要だと思う人も多いでしょう。 私は企画会社を経営し、編集者やコラムニストをしているからか、仕事相手に「どういう人脈を持っていますか?」とか「どうやって人脈をつくるんですか?」などと聞かれることがあります。 その答えは「人脈はないですし、つくりません」です。 「社内の人とばかり飲んでも仕方ない。社外の人と飲むようにしている」と言う人もいますが、私は酒も飲みませんので行きません。 バブル期には異業種交流会というものが流行り、今でも行われていますが私は行きませんし、「ブレスト(ブレーンストーミング)しましょう」「情報交換しましょう」「なんか面白いことやりましょう」と具体的でない誘いを受けても、行きません。 人脈づくりは相手を「使ってやろう」と思う表れ 20代の頃には私にも「人脈信仰」がありましたから、いろいろな会に顔を出すようにもしていました(「顔を出す」という表現が、もう
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