水戸は10日にはアウェーで千葉と練習試合を行った。試合後にはチャリティー活動があり、約136万円が茨城県に寄付された Jリーグは23日に再開するが、東日本大震災で被災したJ2水戸は、本拠のケーズデンキスタジアム水戸(Ksスタ)の破損と、福島第一原発の事故による不安の広がりが集客に響きそうだ。県内企業からの広告費や放映権料に頼れず、経営再建計画が狂った。 震度6弱の揺れに見舞われた3月11日から1カ月以上が過ぎた。今月15日の水戸市内。水戸駅や道路、塀、家々の屋根に痕が残ったままだった。 慢性的に経営が苦しい水戸は、2009年度の営業収入が36クラブで最も少ない約4億1300万円。この年は黒字だったが、10年度は広告主の撤退などで収入が6千万円減り、赤字となった。今年1月、借金返済のためにJリーグの基金から約3千万円の融資を受けた。返済期限は今年10月末。現在、約3500万円の債務超過