<誕生100周年を迎えた北アイルランド。アイルランド共和国との統一機運は高まっているとされるが、各国の国民たちの本音は?> イギリスとアイルランド共和国の政界・宗教界の指導者たちは10月21日、北アイルランドの誕生100周年を記念する礼拝に参加するため、同地域アーマー県の教会に集まった。だが、この地域が次の100年もイギリスの一部として存続するかどうかは不透明だ。 アイルランド独立戦争後の1921年、英政府とアイルランドの革命勢力との妥協の産物として誕生した北アイルランドの地位は、何世代にもわたり論争の的となってきた。 最近もブレグジット後の扱いが問題となっている。この地域の交易条件を定めた北アイルランド議定書をめぐるイギリスとEUの対立は、イギリスにおける北アイルランドの地位に根本的な問いを突き付けるものだ。 先祖が北アイルランド出身のバイデン米大統領も、遠くアメリカからこの問題に首を突
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