「箱根駅伝偏重のせいで日本のマラソンが弱体化した」と批判をする方がよくいます。 そして、一方では「○○や△△のマラソンに期待!」などと言います。 しかし、期待する○○や△△の多くは高校生や高卒実業団や地方の大学生ではなく、現役箱根駅伝ランナーか元箱根駅伝ランナーです。 箱根駅伝を批判しているにも関わらず、箱根駅伝で好走したことで名前を知った選手に対して「彼は才能があるから駅伝を走らせずにマラソン練習をさせた方がいい」と言います。 これは何かおかしい気がします。 何故なら箱根駅伝が無ければ○○や△△という選手を知ることはなかったからです。 箱根駅伝を批判するなら、箱根駅伝を通じて知った選手の名をあげるのではなく、箱根駅伝と関係ない選手のマラソン挑戦に期待すべきだと思います。 私は箱根駅伝に何か問題があるとすれば「マラソン選手育成」よりも「中距離選手育成」を阻害しているという点だと思います。