ミャンマーで11月8日に行われた総選挙に際し、日本政府派遣の選挙監視団の団長として現地入りしていた笹川陽平ミャンマー国民和解担当日本政府代表は、選挙で圧勝した国民民主同盟(NLD)を率いるアウン・サン・スー・チー国家顧問と現地で会見した。スー・チー氏は笹川代表に対して、停滞している少数民族武装勢力との和解交渉を進めることに強い意欲を示したという。帰国した笹川代表がnippon.comに明らかにした。 ミャンマーの総選挙は5年に1度。四半世紀ぶりに行われた2015年総選挙でNLDが改選議席の8割に当たる390議席を獲得したが、今回はそれを上回る396議席を手中に収めた。 ミャンマーでは、選挙において対抗政党を直接批判できないルールがあるため、政策論争などはあまりなく、国民が事実上の最高指導者スー・チー氏のかじ取りを再信任するかどうかの選挙だった。 事前の予想では、過去5年間の内戦終結交渉の停
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