自殺率、出生率…秋田県7項目で全国ワースト 厚生労働省が5日発表した2015年の人口動態統計(確定数)で、秋田県が出生率や自殺率など7項目で全国ワーストとなった。人口減少や少子高齢化に歯止めがかかっていない状況を反映した数字となった。 全国ワーストとなったのは、出生率、婚姻率、死亡率、自然増減と、死因別死亡率のがん(悪性新生物)、脳血管疾患、自殺率。 人口1000に対する出生率は前年比0.1ポイント減の5.7で21年連続、婚姻率は同0.2ポイント減の3.5で16年連続の最下位だった。死亡率は同0.1ポイント減の14.5、自然増減は前年と同じマイナス8.8で、それぞれ4年連続のワーストとなった。 人口10万に対する死因別死亡率のうち、がんは前年比1.0ポイント増の408.3となり、19年連続で全国ワースト。脳血管疾患は同5.1ポイント減の154.0、自殺率は同0.3ポイント減の25.7
山形市の人はシュークリーム好き? 総務省が県庁所在地と政令市計52市を対象に実施している家計調査の品目別ランキング(2013~15年平均)で、シュークリームなどの「他の洋生菓子」の支出額が最も多い都市に今年初めて、山形市が躍り出た。洋菓子で有名な神戸市を抑えての堂々の日本一。地元関係者は「意外な結果」とふに落ちない様子だが、どうやら街の歴史や生活習慣などが関係しているようだ。(山形総局・伊藤卓哉) 山形市が1位になったケーキやプリン以外の「他の洋生菓子」は、シュークリームやエクレアが主な対象商品。上位と東北各都市の1世帯(2人以上)当たりの支出額は表の通り。山形市の支出額(1万639円)は、全国平均の1.47倍だった。 <12年は7位> 山形市は、12年公表分(09~11年平均)が7位。13年に3位となり、14、15年は2位までランクを上げた。この結果に、山形県洋菓子協会の担当者は「な
電子カルテ「興味本位で見た」院内で不正閲覧 家庭内暴力(DV)が原因で大崎市民病院(大崎市)に保護入院する姉妹の電子カルテが、院内で不正閲覧されていたことが9日、分かった。委託する医療事務会社の社員ら20人以上が職務と無関係に閲覧し、一部は「興味本位で見た」と認めているという。姉妹の母親(44)は「娘の病歴や家庭の事情が、カルテの記載を介して知れ渡った」と、病院と医療事務会社を相手に訴訟を検討している。 ◎入院姉妹の母、訴訟検討 母親の代理人弁護士によると、母親はことし2月まで、医療事務会社の社員として大崎市民病院で働いていた。昨年10月、夫が10代の次女に暴力を振るい、脚にけがをさせたため、診察した医師の判断で20代の長女と共に同病院に保護入院させた。 姉妹に付き添うため母親が医療事務会社の上司に「次女が階段から落ちてけがをした」と休暇を申請したところ、「あなたの家庭内の事情は全部分
山元町社協 使途不明金は5420万円 震災寄付金も流用か 職員の私的流用などによる多額の使途不明金が判明し、記者会見で頭を下げて陳謝する山元町社協の鈴木会長(中央)ら幹部 宮城県山元町の町社会福祉協議会(鈴木敏勝会長)の使途不明金問題で、町社協は25日、現時点で判明した2010年度から12年度の不明金の額が約5420万円に上ることを明らかにした。このうち約2430万円は、会計責任者の男性主査(35)が私的に流用したことを認めているという。町社協は主査を同日付で懲戒解雇処分とし、県警に被害届を提出することを検討している。 鈴木会長らによると、主査は10年5月から昨年12月まで計128回、不正に持ち出したキャッシュカードで町社協の12口座から1回当たり3万円~33万2000円を引き出した。 12口座の一部には、東日本大震災に伴う全国からの寄付金計1685万円が入金されており、主査が善意の寄
福島と明暗分けた女川原発 大津波想定、高い敷地に 津波に襲われた東京電力福島第1原発が、危機的な状況を続け住民に退避を強いる一方、より震源に近い東北電力の女川原発(宮城県)は安全に停止、被災した周辺住民が避難所として集う。 太平洋沿岸の2原発が明暗を分けたのは、設計時に想定した津波の違いによる立地の差。ただ、女川原発にも想定を超えた波が到来しており、避難している住民からは「お世話になっているし、信じるしかない」と複雑な声も漏れた。 福島第1原発が想定した津波は最高約5・7メートル。しかし、実際にやってきた津波は高さ14メートルに及び、海寄りに設置したタンクやパイプの設備を押し流した上に、重要機器の非常用発電機が水没。東電は原子炉を冷却できなくなる事態に追い込まれた。 東電は「想定には設計当時の最新の知見を取り入れたが、はるかに超えてしまった」とする。 一方、宮城県沖地震など幾度も津
宮城県大崎市岩出山の真山地区や周辺で「カンガルーを見た」という住民の目撃情報が相次いでいる。当初は「キツネに化かされたのでは」と笑い話にされていたが、その数は年々増加。撮影に成功した例がないため、本当にカンガルーかどうか真偽は不明だが、山あいの小さな集落では「カンガルーでまちおこしをしよう」という声もちらほら出ている。 真山地区は栗原市一迫との境に近く、水田や畑、牧場が広がる農村地帯。住民によると、目撃者が出始めたのは7年ほど前で、周辺の下一栗地区なども含め、これまで10人以上が「見た!」と名乗り出た。 「カンガルー」の体長は1メートルから1.5メートルで、目撃は夜や朝方に集中する。「道をぴょんぴょん跳ねていた」「田んぼの中をすごい勢いで移動していた」と話す人がいれば、「親子2頭が山からひょっこり出てきた」という証言もある。 地元の主婦笠森君子さんは10月24日夜、車で帰宅途中に耳の
慶応大先端生命科学研究所(山形県鶴岡市)の大学院生2人が、従来の化学繊維より大幅に環境負荷の少ないタンパク質由来の生分解性繊維を合成することに成功した。強度と伸縮性の高さ、環境負荷の少なさなどが特徴。夢の素材といわれる「クモの糸」の量産化に道筋をつけた研究で、大手企業も注目しているという。 2人は博士2年の関山和秀さん(26)と、修士2年の菅原潤一さん(24)。関山さんは2004年からクモ糸の実用化に取り組み07年、菅原さんとともに研究所内にバイオベンチャー企業「スパイバー」を設立し、研究を進めてきた。 その結果、培養したバクテリアにフィブロインと呼ばれるタンパク質を合成させる量産技術や、大手メーカーとの共同開発による紡糸技術などを確立。高性能タンパク質繊維の合成に成功した。 関連した技術数件の特許を出願しており、国内外の企業数社からも共同研究の申し出があるという。 新素材は「生産
仙台市と近郊を舞台にしたテレビアニメ「かんなぎ」に登場する神社のモデルとされる七ケ浜町の鼻節神社で1日、初詣でにアニメファンが訪れ、例年にないにぎわいを見せた。町観光協会と仙台のファンが協力して、特製ハンカチを配布、ファンを迎え入れた。 かんなぎの原作者は県出身の漫画家武梨えりさん。産土神(うぶすながみ)の萌(も)え系美少女「ナギ」が活躍するストーリーで、東北放送で放映中。ハンカチはナギらを描いた限定100枚で、出版元の許可を得て制作、初詣で客に渡した。 愛知や神奈川などの遠来のファンも目立った。香港から来日し、2週間で日本のアニメゆかりの“聖地巡礼”中という男性3人組も参拝。会社員の男性(26)は「神社はアニメそっくりで感動した。ハンカチのサービスも予想外」と笑顔を見せた。 ハンカチ配布を企画した仙台市の男性(37)は「聖地巡礼をするファンのために事前告知はせず、サプライズとして配
「下村脩です」―。山形県鶴岡市の加茂水族館に24日正午ごろ、ノーベル化学賞を受賞する米国の下村脩さんから電話が入り、職員を驚かせた。オワンクラゲの光らせ方を伝授されたという。 下村さんはオワンクラゲから緑色蛍光タンパク質(GFP)を発見し、受賞が決まった。オワンクラゲを飼育する数少ない国内施設の同館は急きょ、展示スペースを拡大。お祝いの電報、手紙、村上龍男館長(68)が執筆した写真集「加茂海岸のクラゲ」を下村さんに送っていた。それに対するお礼の電話だった。 「ご本人ですかと聞き返した。本当に驚いた」と電話に出た村上館長。手紙には館の経営危機をクラゲ展示で脱したことや、人工繁殖のオワンクラゲが緑色に光らないことなどをつづった。「光らないんだって? (薬品の)セレンテラジンを餌に混ぜれば、2週間で光る」とアドバイスを受けたという。 クラゲに関する会話は十分間に及び、「写真集はきれいですね
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