実用射撃オーストララシア・ハンドガン選手権の開会式。会場では中華民国の国旗が掲げられていた(一番右)=陳信宏さんのフェイスブックページから (台北中央社)国際実用射撃連盟(IPSC)台湾地区のトップを務める陳信宏総監は5日、国際オリンピック委員会(IOC)の要求を受け、来年から台湾実用射撃協会(TPSA)が「Taiwan」名義で国際大会に出場することができなくなったと明らかにした。外交部(外務省)の劉永健(りゅうえいけん)報道官は同日、スポーツは政治の妨害を受けるべきではないと不快感を示した。 TPSAは3日、フェイスブックのファンページを更新し、「IOCがIPSCに圧力を加え、台湾の改名を求めた」とする文章を投稿していた。 陳氏は中央社の取材に、IPSCは実用射撃が一スポーツとして認められ、五輪競技になることを最終的な目標にしていたと説明。IOCはIPSCが規定に合わせることを求めている