去る5月12日、「キングオブコント2009」の開催発表記者会見が都内で行われた。昨年に行われた同大会では、出場した芸人同士が勝敗を決めるという一風変わった審査システムが物議を醸していたが、今回もその方針は変わらず。ただし、決勝戦ではそれぞれが2本のネタを披露して、その合計点で優勝者を決めるという方式が新たに導入されることになった。2本のネタの合計点で評価をするというシステムは非常に珍しい。「キングオブコント」は2008年に始まった後発の大会ということで、他との差別化をはかるために独自のルールを作ろうと試行錯誤している様子がうかがえる。 今年3月にはソフトバンクモバイル主催のお笑い動画コンテスト「S-1バトル」も始まるなど、今ちょっとしたお笑い賞レースブームが起こっている。だが、賞レースの数が増え続ける一方で、そこで激戦を勝ち抜いて優勝を果たした芸人が、その実績を生かし切れないままくすぶって