都内に約5万台あるという、東京のタクシー。これらは子どもから助けを求められた場合、乗客の有無に関わらず子どもを保護して警察に通報する制度となっている、という情報がTwitterで話題になっていた。 ツイートには「こんないい制度にも一つ欠点があります。誰もこの制度の存在を知らないということです」という指摘も。確かに、筆者を含め編集部にいた都内在住の6人は全員が初耳だったし、もし本当にこの制度があるなら子どもたちや保護者に広く知ってほしいところだ。 調べてみると、こちらは「タクシーこども110番」という実在する活動だった。2006年4月から東京ハイヤー・タクシー協会が、同年12月から東京都個人タクシー協会が、警視庁と東京都の協力を得て取り組んでいるもの。昼夜問わず都内を走り回っているタクシーの特性を活かし、犯罪に巻き込まれやすい子どもたちを守っていくのが狙いだ。 「タクシーこども110番」のス