大学の名称を巡る対立は、異例の訴訟に発展した。「京都芸術大学」への変更を国に届け出た京都造形芸術大(京都市左京区)に対して、「混乱を招く」と反発していた京都市立芸術大(西京区)が、京都造形芸大を運営する学校法人瓜生山学園(左京区)を相手取り提訴した。水面下でのやり取りが続いた7月以降、両大学が相次いで校名の商標登録を出願するなど対立は深まるばかり。主張は平行線をたどっている。 7月9日。中京区の市役所に京都造形芸大の尾池和夫学長が訪れ、名称変更の方針を告げた。 市立芸大は独立した法人が運営しており、市は設置者の立場にある。門川大作市長は見直しを求めたが、手続きは文部科学省への届け出を残すのみで、市幹部は「市としては既に道がふさがれた状態だった」と振り返る。京都造形芸大の関係者は「対話は続けるつもりだった」という。 文科省によると、大学の名称変更は、予定する前年度の4~12月に変更理由や時期
統計データ分析家。元立教大学大学院ビジネスデザイン研究科兼任講師。1951年生まれ。東京大学農学部農業経済学科卒業。同大学院単位取得済修了。(財)国民経済研究協会研究部長、常務理事を歴任。現在、アルファ社会科学(株)主席研究員。インターネット上で「社会実情データ図録」サイトを主宰。 本川裕の社会実情データ・エッセイ 本連載では、統計データの動きを独自に整理、グラフ化することによって、意外な社会の動きやわが国の状況を追って行きたいと考えている。もっとも堅苦しいものではなく、趣味的な個人の嗜好も含めたざっくばらんなものとしたい。体系的な思想というよりエッセイ形式で人間習俗(モラル)を観察したモラリストの伝統に連なれればと考え、連載タイトルにエッセイという用語を含めた。 バックナンバー一覧 宗教の意義は「死後」か「現世」か 日本人が当たり前と思っている考え方が、世界では「不思議で奇妙」と思われる
まず、横大道さんは、河村市長の発言に対し、「『お金を出したんだから自治体が賛否を表明するのは自由だ』ということにはつながらないと思います」とやんわり否定しました。以下がその理由です。 「今回は立てつけ上、自治体とは別の『実行委員会』という芸術のプロたちが企画を立てたので、あの場で、政治的な展示がなされたとしても、その表現を愛知県を受け入れたとか、それに賛成しているということにはならないはずです」 一方で、中止を決めた大村知事についてもこう指摘しました。 「河村市長の発言によって具体的に誰かの表現の自由が侵害されたかというと、誰も侵害されていません。実際には芸術祭の実行委員会の会長を務める大村知事が展示の中止を決定しています。つまり、表現の自由を制約したのは知事側だという構図は見失ってはいけないと思います。苦情がきたら作家を守る立場にあったのにそれができなかったと言わざるをえません」 さらに
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