きちんと寝ているはずなのに、眠くて眠くて仕方がない——。 我慢できないほどの眠気に襲われ、気づくとうたた寝をしているような場合、それは「嗜眠(しみん)」の症状かもしれません。 聞き慣れない言葉ではありますが、強い眠気に加え、生活習慣に自信のない人は要注意! 今回は、漢方コンサルタントとしてSNSでも積極的に情報を発信し、18万以上のフォロワーを誇る櫻井大典先生に、嗜眠の具体的な症状から原因、さらには予防策まで、詳しく教えていただきました。 嗜眠(しみん)とは? 日常生活では、あまり耳にする機会のない「嗜眠(しみん)」という言葉。 西洋医学と中医学では考え方が異なり、西洋医学では「意識障害の程度の1つ」として捉えられているといいます。 放っておくと眠り続け、強い刺激を与えると覚醒に向かうものの、刺激を止めるとまたすぐに眠ってしまう状態が、西洋医学における嗜眠です。 「一方、私が専門とする中医