会期:2022年10月18日(火)~ 12月11日(日) 実物をよく写し、小さくつくられたもの。日本では、モノや世界観を縮小化することに親しんできた歴史が長く、すでに縄文時代にはミニチュア祭祀具の存在が認められます。 ミニチュアには、一定の縮尺で再現したものと、縮尺に統一性はなくとも再現する対象の特徴を巧みに抽出し、造形のバランスに注力したものとがあります。前者は建築模型や雛型、ドールハウスなどであり、後者はままごと道具や人形、節句飾りの雛道具、箱庭などが挙げられます。また、縮小化の背景には、子どもの手遊びとして求められた実用性や、大人の鑑賞のまなざしに呼応してより小さなことに傾倒していった嗜好性などがみられます。 例えば、ままごと遊びに用いられた調理器具や食器、茶器類は、子どもが遊びながら学ぶツール、家庭教育の教材としての意味を持つ玩具です。これらは、「小さい」といえど手に持って遊ぶこと
![企画展「ちぃさい、ちっこい、ちっちゃ!」 | 株式会社伊勢半本店](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/97bb94536e5066b7c8b475ca2257cf0352abde6d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.isehanhonten.co.jp%2Fwp-content%2Fthemes%2Fisehanhonten%2Fassets%2Fogp%2Fogp.jpg)