Windowsのパス表示を見てみよう。Explorerでは コマンドプロンプトでは というようにパスの区切りは「¥」で表示される。これ、おかしいと思わないだろうか。なぜ円記号なのだ。通貨の円に、なにかを切り分ける意味があるわけでもないし、見た目、文字の形が区切りにふさわしいとも思えない。Yに横棒二本つけた記号である。通貨の円を表す以外に使うべきではない。そもそもファイルパスの区切りに円記号を使おうと思った人は誰だ?となるだろう。もちろんそんな人はいない。これはMS-DOS登場以来現在に至るまで、日本語PC環境でずーっと続いている文字化けである。MS-DOSやWindowsの解説書でも円記号で印刷されているので、文字化けだとは思わない人も多いだろうが、どう考えても文字化けである。日本以外の多くの環境ではWindowsのパス区切り文字はバックスラッシュ「\」で表示される。 UNIXではパスの区
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