●ソフトウェアとCPUアーキテクチャに大きな影響を与える仮想化 IntelとAMDは、CPUに「仮想化(Virtualization)」支援ハードウェアを実装、それをイネーブル(有効)にしようとしている。Intelは「VT(Virtualization Technology:コードネームVanderpool)」を、AMDは「Pacifica(パシフィカ)」を、それぞれ今年後半から来年のCPUでイネーブルにし始める。 CPUの仮想化技術の目的は、従来ソフトウェアだけのソリューションだった「VMM(Virtual Machine Manager)」をハードウェアで支援すること。ハードウェアでサポートすることで、より堅牢で高パフォーマンスの仮想マシン(VM)を作れるようにする。その結果、仮想化技術が、より一般的に使われる技術になるというのがシナリオだ。 現在、CPUの仮想化技術は、1台のマシン上