窒素固定する細胞小器官発見 「ニトロプラスト」と命名―海の藻類から・米大と高知大 時事通信 社会部2024年04月16日20時30分配信 窒素を固定する細胞小器官「ニトロプラスト」(矢印)。海に生息する単細胞の藻類で発見された(米カリフォルニア大サンタクルーズ校提供) 大気中の窒素を栄養源のアンモニアとして固定する細菌が、海に生息する単細胞の藻類に取り込まれ、細胞小器官に変わっていることを発見したと、米カリフォルニア大サンタクルーズ校や高知大などの研究チームが16日までに米科学誌サイエンスに発表した。この小器官は「ニトロプラスト」と名付けられた。 1.3億年前、雄の蚊も吸血か 琥珀から発見―レバノン 動植物の細胞で酸素を使ってエネルギーとなるアデノシン三リン酸(ATP)を生み出すミトコンドリアや、植物の細胞で二酸化炭素を使って光合成を行う葉緑体は、大昔には単独の細菌だったと考えられている。
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