id:border68さんよりトラックバックをいただいたので、mixiの日記より転載します。 今、ちくま学芸文庫から出た吉田満の『戦艦大和と戦後』(『tone』で魚雷氏が取り上げた古山高麗雄さんとの対話『書いても書いても書いても...』も収録されています)を読んでるんですが、戦争に行った世代というのは単に「敗戦」というカセがはまっているというだけでなく、現に目の前で家族や隣人を失っている。戦争末期の悲惨と理不尽を身をもって体験しているので、「とにかく戦前は悪」という戦後的なお題目にも、心情的に声高には反論できない(そうした苦しさは、先日の『朝生』見てても如実に感じました。その中で、とにかく「戦争は悪だった」という言質を取って、彼らの体験を安直に結論付けようとする若い女性に対して「平和などという雑駁な言葉ではなくて」と、毅然として制した池部良は格好よかった)。 だから、まずひたすら「真摯に反