怒らせてしまった相手をなだめるにはどうすればいいか。2ちゃんねる創設者のひろゆきさんは「怒っている人に言葉で落ち着かせることはできないので、相手が落ち着くまで時間を稼いだほうがいい。怒っている人は早口になりがちなので、『なるほど……さようでございますか』のように“間”をとりながら返答することで相手の気持ちを落ち着かせることができる」という――。(第3回)
健康で長生きするにはどんな食生活を送ればいいのか。医師の満尾正さんは「『若返りホルモン』として知られるDHEAを増やす食材は積極的に食べたほうがいい。DHEAには免疫力を高める、発がんを抑制するなどの働きがあり、健康長寿の人はこの値が高いことがわかっている」という――。 ※本稿は、満尾正『名医の食卓』(アチーブメント出版)の一部を再編集したものです。 「週のうち3~4日は魚料理」を勧めるワケ ◎魚介類 たんぱく質摂取が大事だと考えるご家庭では肉食になりがちです。わたしは「週のうち3~4日は魚料理を食べる」ことをおすすめしています。魚介類は良質なたんぱく源になるとともに、オメガ3脂肪酸のEPA・DHAが豊富だからです。 EPA・DHAは体内の炎症を抑える働きのほか、血液をサラサラにして血栓予防効果もあることが知られています。うつ病予防や認知症予防の可能性を示唆する報告があり、脳の健康を守るた
数だけは多い日本の世界遺産 日本は2024年7月のユネスコ世界委員会を経て、世界遺産の登録件数が26件で、世界11位。ユネスコの加盟国は195カ国なので、保有数上位1割に入っている、「世界遺産大国」の一つである。 清水寺や姫路城など著名な観光地が登録されているので、「世界遺産は有名観光地が登録される」とか「世界遺産になれば観光客が間違いなく増える」と思っている人が少なくない。実際、今も日本各地で世界遺産登録運動が起きているが、その目的には観光振興が透けて見える。 2024年7月に新たに登録された「佐渡島の金山」に続けと、その手前の段階で世界遺産を目指す国内の地域や遺産候補は数知れない。信州の名城「松本城」、八十八カ所のお寺を白装束と菅笠で巡る「四国遍路」、瀬戸内の激しい潮流「鳴門の渦潮」(徳島県)などのよく知られた場所だけでなく、富山県の「立山砂防施設群」のように地味でアクセスに難がある候
隈研吾の建築が「青カビと腐食でボロボロ」「建築家の仕事とは思えない」…!地元住民も首をかしげる名建築家の「致命的なトラブル」 建築家・隈研吾は数々の名声を轟かせる一方で、その仕事に実害を受けた人や眉をひそめる専門家は多い。那須の美術館で起きたトラブルを機に、全国各地で問題が火を噴きそうな事態となっている。 青カビが生えてボロボロ その建物は、年季の入った牛舎かと見間違うほどだった。屋根の一部は朽ち果て、青カビも生えている。とても、世界的建築家が手がけた建物とは思えない――。 栃木県那須郡にある那珂川町馬頭広重美術館は、主に江戸時代の浮世絵師・歌川広重の作品などを展示した美術館である。'00年にオープンした当時は、細い角材が簾のごとく大量に使われた建物の庇が好評を博し、公共建築賞特別賞や日本建築学会作品選奨など数々の名誉ある賞に輝いている。 この馬頭広重美術館を設計したのは隈研吾氏(70歳)
同社は、ドイツのフォルクスワーゲン(VW)社やスウェーデンの投資ファンドであるヴァーガスホールディング、コンサル会社であるロカルマなどが出資した新興企業だ。欧州連合(EU)が掲げる電気自動車(EV)シフトの担い手として期待された企業でもあり、2021年末からスウェーデンで車載用バッテリーの生産を始めていた。 その後、EVの急速な普及を受けて事業は順調に拡大、今年1月にはシェレフテオにある工場の拡張のために50億ドルの融資を受けたばかりだった。またスウェーデンのみならず、ドイツやポーランド、そしてカナダでの事業拡大を計画していた。それからわずか半年で、ノースボルト社は事業の抜本的な見直しを余儀なくされたことになる。 ノースボルト社がリストラを断行する理由は、EVの不振にある。EUの目論見に反して、EVの域内市場での普及には急ブレーキがかかっている。いわゆるアーリーアダプターへの普及が一巡し、
弁護士。1967年、京都府生まれ。大阪大学文学部卒業後、大手損害保険会社、大手予備校での講師職を経て、30歳を過ぎてから法律の道を志す。2006年に旧司法試験に合格。08年に弁護士として荒木法律事務所に勤務した後、2017年に独立。スタッフ全員が女性であるフェリーチェ法律事務所を設立。離婚や相続など、家族の事案を最も得意とし、近年は「モラハラ」対策にも力を入れている。「職場の嫌な人による嫌がらせ行為」に悩む多くの人たちのために、自分を守る「言葉の護身術」を考案。著書『職場の嫌な人から自分を守る言葉の護身術』はその活動の集大成。 職場の嫌な人から自分を守る言葉の護身術 どの職場にも。必ずといっていいほど「嫌な人」はいる。嫌味な上司、理屈っぽい反抗的な後輩、陰口をいう同僚――。弁護士の後藤千絵氏の著書『職場の嫌な人から自分を守る言葉の護身術』からの一部抜粋で、どんな職場にもいる、7つのタイプの
世界を熱狂させた「EVブーム」は終わるのか 足許、米国や欧州を中心に、“電気自動車=EVシフト戦略”の修正を余儀なくされる大手自動車メーカーが目立っている。独フォルクスワーゲンは、東部ツウィッカウのEV工場で臨時工を解雇した。9月上旬、独国内工場の閉鎖検討も明らかになった。それ以外にも、GMやフォードなどにもEVシフトを見直す動きがでている。 その背景にあるのは、世界的にEV販売が鈍化していることがある。ここへきて、EV販売が伸び悩み傾向になっている理由は、補助金支給がないとEVの価格が相対的に高いことがある。また、発火問題などバッテリーの耐久性の不安が指摘され、航続距離もハイブリッド車(HV)などを下回ることもある。充電ステーションなどインフラ整備の遅れもEV需要の減少要因になったと考えられる。
条件によっては65歳前にもらえる年金がある 年金の支給は原則として65歳から。65歳になると自営業者は「老齢基礎年金」をもらい、会社員(および公務員)は、「老齢基礎年金」にプラスして「老齢厚生年金」も一緒にもらうことができます。 ただ、会社員の中には、条件によっては65歳前に年金をもらえる人もいます。これが「特別支給の老齢厚生年金」で、自分で申請しないともらえないので注意が必要です。 「特別支給の老齢厚生年金」って何? 公的年金は、以前は60歳から支給されていました。これが、1985年に法律が改正され、65歳から支給されることになりました。 ただ、いきなり「65歳からの支給です」としたら、60歳から年金をもらえる前提で生活設計をしていた人たちは、年金がもらえるようになるまでの5年間は、暮らしていけなくなるかもしれません。 そこで、こうしたことにならないように、60歳支給から徐々に年金の支給
ドラマ「虎に翼」(NHK)のモデルである女性初の裁判所長は武藤嘉子として生まれ、最初の結婚で和田嘉子に。41歳のときに再婚して三淵嘉子となった。三淵さんの評伝を書いた佐賀千惠美さんは「嘉子さんにはひとり息子がいて、再婚相手には4人の子がいた。義母としてその4人のうち3人と同居することになった嘉子さんは、持ち前のパワフルさから、子どもたちには『気性が激しくて、つきあいにくい』とも思われた」という――。 子連れ同士の再婚でステップファミリーに ドラマの中では寅子ともこ(伊藤沙莉)と星航一(岡田将生)の仲が進展していますが、モデルとなった嘉子よしこさんは、航一のモデル・三淵乾太郎みぶちけんたろうさんと昭和31年8月に結婚します。乾太郎さんは当時49歳、嘉子さんは当時41歳、子連れ同士の再婚でした。 乾太郎さんには長女・那珂なかさん、次女・奈都さん、三女・麻都さん、長男・力ちからさんという4人の子
あまりの高さに絶句し、払えないと思った 今年度の国保料(国民健康保険の保険料)の決定通知書が届いた頃ではないだろうか。金額の高さにびっくりしている人もいるかもしれない。私も3年前はそうだった。もちろん今も高いと感じているが、3年前の2021年に自治体から通知書を受け取った時は、あまりの高さに絶句し、払えないと思ったのだ。 当時の国保料は、年間で88万円。国保料は6月から翌年3月までの10回払いが基本のため、月々8万8000円である。知人に話すと、国保料は前年の所得に基づいて決定されることから「稼いでいるんでしょう」と指摘された。私は原稿を書く仕事をしているが、その前年、2020年の年収は890万円。けれどもこれは交通費や資料代など取材経費を含めた額であり、経費を引いた所得は640万円である。
不合理な日本の高齢者バッシング 2000年前後だったと思いますが、当時、「小売の神様」と言われたセブン‐イレブンの鈴木敏文さんと対談したことがあります。 鈴木さんは、長い間、人類は消費に生産が追い付かなかったけれど、90年代に生産は消費を上回るようになった。これからも生産性は高まることはあっても落ちることはないだろう。さらに少子高齢化で消費は減る。どうすれば消費者に買ってもらえるかが大事な時代になったのだという意味の話をなさいました。 私も長年似たようなことを考えていました。消費不足なのに、生産性を上げろという声が当時(今でもかもしれませんが)高かったわけですが、それは豊作貧乏なのに、もっとハクサイをつくれというのと同じだと思っていたからです。 いずれにせよ、鈴木さんの言うことは当たっていたようで、欧米や東アジアでは、さまざまな職種で従業員の給料を上げることでマーケットが拡大し、経済も成長
日常生活で激減している動作の代表格といえば「上半身をねじる」です。人体の構造的には骨盤を正面に向けたまま真横を向けるくらいまではねじれますが、これができなくなりがちに。 この、できるはずの動きをしないことで、体の奥にあるやせ力が高い深層筋が眠ってしまうのです。そのぶん代謝が落ちて脂肪が溜まりやすくなっています。まずは、その状態をリセット。副次的にねこ背や巻き肩の解消効果も得られます。 やせる背骨しぼりは、このように背骨をしぼりあげた姿勢を1分間キープすることで、ほぼ動かずに体を、脂肪溜め込みモードからやせモードへと変えます。では、どうしてキツい運動も食事制限もせずに、そんなことができるのでしょうか。 その秘密は、体のなかに隠された「スパイラル・ライン」にあります。 やせにくいのは、筋肉のつながりを意識していないから スパイラル・ラインとは、体をかたちづくる筋膜のつながりのひとつで、後頭部か
第一は、つみたて投資の場合は「気になったら負け」だということです。こうした投資は、毎月無理のない額を複利で長期間運用して初めて力を発揮するもの。最初に積み立て投資の設定をしたら後は30年忘れておきましょう、というのが僕の考えです。 なので、まずは30年忘れておける環境をつくることが大事です。投資を始めるとどうしても株の値動きが気になって、チェックするたびに資産が増えた減ったと一喜一憂しがちですが、これでは投資がストレスになってしまい長く続けられません。 家計簿アプリに連携しないほうがいい 多くの人にとっては、日々の株価を気にするのは楽しいことではないでしょうし、資産が増えるならともかく減っていくのを見たら「やめようかな」という気にもなってしまいます。だったら見ないで済む、気にしないで済む環境をつくったほうがいいと思います。 たとえば、今は投資用の口座を家計簿アプリと連携させることもできます
笠置シヅ子が1956年の紅白歌合戦後に歌手引退したのはなぜか。笠置の評伝を書いた砂古口早苗さんは「引退の理由を『太ってきたから』とも語った笠置。自分のあとを追いかけるスターたちの若さには勝てないと気づき、歌って踊る歌手としての限界を悟ったのではないか」という――。 ※本稿は、砂古口早苗『ブギの女王・笠置シヅ子』(潮文庫)の一部を再編集したものです。 一世を風靡したブギが下火になり「三人娘」のマンボがヒット 歌謡界では昭和20年代後半にブギが下火になり、世界的ブームとなったマンボが日本でも大流行すると、いろんな歌手がマンボの曲を歌った。笠置も1955年に「ジャンケン・マンボ」「エッサッサ・マンボ」(ともに服部良一作曲)を吹き込んでいる。だが、ブギの女王・笠置のマンボは注目されなかった。 ヒットしたのは美空ひばりの「お祭りマンボ」(1952年)や江利チエミの「パパはマンボがお好き」(1955年
2014年1月23日、国際宝飾展で開催された「第25回日本ジュエリー ベスト ドレッサー賞」の20代部門を受賞した女優の吉高由里子さん。もっともジュエリーが似合う著名人として表彰された(東京都江東区の東京ビッグサイト) 大河で描かれた道長と紫式部のラブシーン 目下、NHK大河ドラマ『光る君へ』に関し、もっとも賛否両論に分かれるところは、恋愛劇になりすぎてはいないか、という点だと聞く。藤原道長(柄本佑)とまひろ(紫式部のこと、吉高由里子)は、たがいにそれぞれの素性を知る前から惹かれ合っているように描かれてきた。 そして、第10回「月夜の陰謀」では、ついに2人は一線を越えた。道長は和歌、まひろは漢詩で恋文を交わしたうえで、密会してラブシーンを演じたのである。 ただし、二人の関係がそれ以上は深まらないように、ドラマは仕組まれていた。 道長がまひろに「一緒に都を出よう。海の見える遠くの国に行こう」
グローバル展開を続け、2023年には4兆円を超える過去最高の営業利益を記録したトヨタ自動車。系図研究者の菊地浩之さんは「トヨタグループの特徴は、初代・豊田佐吉から始まる豊田家一族のレガシーをうまく活用してきたこと。現会長の豊田章男氏は2009年の赤字転落という危機の時、自動車好きの創業者一族というイメージ重視で社長に就任した」という――。 初代・豊田佐吉は大政奉還の年に生まれた農民だった 世界を代表する自動車メーカーとなったトヨタ自動車。そのオーナー一族が豊田(とよだ)家であることは周あまねく知られている。オーナーが「トヨダ」で、社名が「トヨタ」なのは、乗用車のマークを考案したデザイナーが「濁点がない方がスマート」と濁点を取ってしまい、それが採用されたために「トヨタ」になったといわれている。
新NISA口座で何に投資するか。プロが何に投資しているかを知るのも参考になる。ファイナンシャルプランナーの藤原久敏さんは「つみたて投資枠では3つのファンドを利用して積立投資を実践、成長投資枠では最近2つの銘柄を購入した」という――。 “タイパ”を重視する若者がセミナーで質問する内容とは 「先生は、どんな銘柄を買っているのですか?」 ここ最近、相談や講演後の質問で、私のプライベートでの運用について、ズバリと聞かれることが増えてきました。 そして、そんな質問は、圧倒的に若い人からです。 とくに今年に入ってからは、新NISAでの運用について聞かれることがほとんどです。 自分でアレコレ考えるよりも、プロが実際に投資している銘柄を聞いた方が早いという、まさにこれは、若者にはやりの「タイパ(タイムパフォーマンス)」ですね。 そんなタイパの考えには賛否両論あるところですが、他人の運用法(購入銘柄)を参考
なにしろ南原といえば昭和22年(1947)5月に、アメリカとの単独講和を主張した吉田茂首相に対して、中国やソ連など全交戦国との全面講和を主張して、吉田から「曲学阿世きょくがくあせいの徒と」と批判された、当時、日本を代表する進歩的知識人である。 笠置のファンはじつに幅広く、作家でいえば三島由紀夫、田村泰次郎たいじろう、吉川英治。画家なら梅原龍三郎りゅうさぶろう。女優では田中絹代きぬよ、初代・水谷八重子、山田五十鈴いすずと、枚挙にいとまがない。 なかでも異色なのは、いわゆる“夜の女”といわれる人たちだった。日劇で公演があれば彼女たちは大挙して押しかけ、花束を渡すなどして熱心に笠置を応援するのである。 戦後すぐのことであるから、夜の女たちの大半は戦争未亡人など、経済的に困窮をきわめた女性たちだった。 生後間もない乳呑児ちのみごをかかえながら、明るく奔放なステージを繰りひろげる笠置に、彼女たちはど
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