気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 1990年代がIT(情報技術)の時代とするなら、21世紀は医薬品の時代と言える。それはインドにとっても同様だ。世界の医薬品大手はコストを削減するために、主力品以外の生産をアウトソーシング(業務の外部委託)する動きが起きている。彼らの視線の先にはインドの医薬品技術があるからだ。インドには医薬品の外注生産先として優れた化学合成技術や品質管理技術がある。しかも、コストは低いのだ。 インドのリサーチ会社、オズワルによれば、医薬品関連のアウトソーシングの市場規模は、2005年に全世界で270億ドルと推定されている。この金額には医薬品の製造のほか、原末の委託加工、臨床検査などの開発費用を含めている。オズワルによれば、市場規模は2010年には550億ドルに