【シンガポール=吉村英輝】日本が「準同盟国」と位置付けるオーストラリアの世論調査で「アジアの親友は」との質問に、30%が中国を挙げて首位となり、日本は25%の2位だった。18~44歳では中国が36%で日本が21%と、とくに若年層が中国に好感を抱いている実態が浮かんだ。 ローウィ国際政策研究所(シドニー)が2月26日~3月15日、18歳以上の1202人を対象に電話で実施し、21日に発表した。 今回「親友」の3位はインドネシア(15%)、4位はシンガポール(12%)、5位はインド(6%)、6位は韓国(4%)だった。 もっとも「友好的な感情を抱く国」との調査では、日本の数値は70で10年前調査と比較すると6ポイント上昇。米国(68、同6ポイント上昇)、中国(58、同3ポイント下落)よりも高かった。 同研究所のアレックス・オリバー氏は「オーストラリア人はいつも中国よりも日本に友好感情を抱いてきた」