【ワシントン=黒見周平】米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏(70)は11日、自らのツイッターで、トランプ氏の選挙戦に関与しない方針を表明した同党のポール・ライアン下院議長について、「極めて軟弱で無能な指導者」と非難した。 女性を見下す発言をした問題をきっかけに、ライアン氏から事実上、見切りをつけられ、怒りを爆発させた形だ。 トランプ氏の矛先は支持を撤回した他の党議員にも及び、「不誠実な共和党員は(選挙の)勝ち方も知らない。俺が教えてやろう」と批判。「共和党から解き放たれたのは非常に結構なことだ。これで米国のために好きなように戦える」と宣言した。 トランプ氏は選挙戦で、発言問題などによる逆風に苦しんでおり、米メディアからは「共和党主流派を攻撃することで、自らの熱心な支持層を固める狙いがある」(米紙ニューヨーク・タイムズ)との見方が出ている。
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