徳島県のつるぎ町立半田病院は、2021年10月にランサムウェアに感染し、院内のカルテが閲覧できなくなるなどの被害を受けた。この問題に関して同病院は調査報告書を町議会に提出した。それによれば、感染経路は米Fortinet製のVPN装置経由である可能性が高いという(つるぎ町立半田病院リリース、有識者会議調査報告書[PDF]、日経クロステック)。 過去の同様の事例と同じくVPN装置に脆弱性があり、この問題を放置していた点に加えて、病院内LANも閉域網だから安全だとしてWindowsアップデートに関してもグループポリシーによって実施しない設定になっていたり、電子カルテシステムの導入時に不具合が生じたことから、導入していたウイルス対策ソフトの運用およびパターン更新に関しても実施されていなかったといったいろいろな面で非常に問題のある内容であったようだ。 あるAnonymous Coward 曰く、 「